【ネタバレ有り】舞台「奇子」メモ

一回だけの観劇から書きためたメモなのでぐちゃぐちゃしてるのと、口調がとっ散らかってます。また、内容について触れてるのでご注意を🙇‍♂️

 


・原作
「原作がある場合、作品の受け取り手に選択肢が与えられる」ということを今回知った。原作を読んでから舞台を観るも良し、読まずに舞台だけを楽しむも良し、舞台後に原作を読むも良し。
私はもともと小説も漫画もそれほど読まない人間なのでどうしようか迷ったんですが、結局すべて読んでから観劇しました。
個人的には読んでおいてよかったです。けっこうなテンポで展開していくので、あらかじめ内容を把握してなかったらついていけなかった部分もあったかも。とはいえ、私の周りではわりと未読でも理解できたという方が多かったので、もちろん人それぞれですね。

 


・進行
原作終盤のシーンを舞台では頭に持ってきて、そこから窖と回想を行ったり来たりする構成でした。
回想となると、登場人物たちのモノローグが入ってくる。私はいわゆる「説明ゼリフ」が苦手で(えび座でも時々あるけど)、急に作品の外に出されてしまう感覚があるんですが、今回の場合は不思議なことに、それがかえって漫画的ですんなり頭に入ってきました。四角い枠に書いてあるやつみたいな。キャストに無い人物についてとか、時代の動きとか、かなりの部分を仁朗のモノローグが担っていたが無理ない範囲だったと思う。
ノローグとダイアローグは割とハッキリ分かれてましたが、窖と回想の境目はハッキリ寄りの曖昧(?)って感じでした。窖シーンに戻るたびみんなが徐々に弱っていって、そこでの時間経過を感じた。

 


・アレコレの描写
原作自体が「センセーショナル」とかいう言葉で、エロや少女監禁等に焦点を当てた紹介をされがちな作品だったので、多方面から舞台化を心配されてたようです。
実際、舞台でもセックスの描写はありました。ただ、それらは基本コンテンポラリーダンスで表現されていて、他のキャストのセリフと重なることで臨場感も持たせていたと思います。
監禁については、セットが土蔵の下に見えるようにキャストが立ち回り、照明が照らされるので、わりと想像しやすかったです。特に、奇子が動き回る様子は本当に狭い範囲だったのでわかりやすい。
正直、描写自体にウッとなったりすることはなかったです。ただ、それらの行為よりももっと気持ち悪いものが、ストーリーの進行とともに透けて見えてくるのがつらい。

 


アッチョンブリケ
これについては賛否両論でしたね。手塚先生の作品とはいえ、奇子とは別の漫画のキャラクターのセリフを挟むことに意味は???となるのは無理もなかったと思います。
場面としては、山崎医師が奇子に襲いかかろうとして、伺朗に阻止されたところ。おそらく驚きを表す言葉として使われてました。
私の入った回では、実はそんなに違和感はなかった…というか会場がそこそこウケてたからかな。
その状況的に、笑いを入れるところではないのでは???という意見はもっともだと思う。が、私としてはどこまでも軽薄で下衆で本件を微塵も悪く思っていない山崎医師らしいシーン、と解釈してます。
ウーンでも難しいな。稽古してるとその場の勢いで演出が決まっていくこともあるだろうし。

 


・五関さん
結局「綺麗な顔だ…」(2列目での観劇)みたいなことを考えてたのは本当に最初だけで、まじで萌えもクソもない状態で見入ってました。というか、そういう気持ちになれないくらいの圧迫感がすごかった…

 

 

・故郷

この作品の舞台は青森県の架空の市、ムラ。出身県だからこそ謎の角度から感情移入してしまって大変に疲れた。

 

 

※追記するかも。

架空の自担ソロコンを開催しました。

それは、私が近隣のえび担さんが集まる五関さんのお誕生日オフに参加できないとわかったところから始まりました。仲良くさせていただいている五関担ちゃんから、別の日にお祝いしようと誘ってもらったんです。

良かった!今年もお祝いできる!!と安心し、どこかで飲み食いしつつ鑑賞会って感じかな~と思っていたのですが…

 

f:id:m0ca51:20190616125241p:plain

f:id:m0ca51:20190616125236p:plain

 

 

f:id:m0ca51:20190616233554p:plain

 

 

 

 

 

☆☆☆以下、すべて架空のイベントレポです☆☆☆

 

 

ついにやってきた6月17日*1、五関晃一大先生の誕生日。

しかも、彼自身はじめてのソロコンサートの日でもあります…😭ついにここまできたね😭チケット*2が手元に届いてから、ずっと震えていたよ…

f:id:m0ca51:20190616141143p:plain

チケットの価格に公演の本気度を感じます。

一昨年からの新参者なのに、こんな特別な公演で最前くると思わないじゃないですか…拙者まだ死にたくないでござる…

それに「なにがほしい?」って聴いてくるスタイル…まさに"五関様"が過ぎる…言ったところで本当にくれるのかいまいち信用ならないところもいいよね…

 

緊張の面持ちで会場入り。聴きなれた五関ソロやA.B.C-Zの曲などが流れていて、いよいよって感じでワクみが止まんねえ。

アッ!グッズ売り場!!!

f:id:m0ca51:20190616140029p:plain

ついに自担のアクスタが…

ソロコンらしいグッズたち*3に我等感涙。私、ミニうちわ初めて持つよ…!これで我々もアクスタ遊びし放題だね…!

※右側のブツについては後程触れます。

 

完全に浮足立ってますが、本番はこれからです。実際に席について卒倒しかけてたらもう開演時間です。逝ってきます。

 

 

 

※以下、おぼろげな記憶をもとに書いているセトリ*4についての内容です。ネタバレなのでNGの方は自衛を…

 

 

 

f:id:m0ca51:20190616140639p:plain

私の記憶力が使い物にならず、同行のみったん。が書き出してくれました。

 

あのね、しょっぱなからSLTソロ*5の衣装演出パフォーマンス完全再現から始まったら泣くじゃん。もう二人でその場に崩れ落ちました…我々だけじゃなく会場中たいへんなことになってたけど…

 

で!暗転したあとワンモアキスへの繋ぎVTR?で超絶技巧ダンスとかグッズ用の撮影してるごせきさん出てきてふぁーーーーーってなってたら、そこにチケットと同じ手書き文字のタイトルが重なって、JOYの時みたいなメガネ関様が笑顔で「なにがほしい?」って聞いてきたんだよ!!!もーーーーー!!!(怒)全部ください!!!!!!!!

明るい照明の下で見る青スーツごせきさんのワンモアキス、たまんなかった。

 

からの!まさかのトシちゃんカバーに鴨井大歓喜!!!本家に寄せた振付がかわいい!!!!!この曲スペトラっぽいからえびちゃんにずっとやってほしかったんだよ~泣

youtu.be

 

というか、全体的にカバーの選曲が面白すぎました。やりそうだな~と思っていたKinKiや光一さんの曲(「Addicted」がえっちすぎて意味わからんかった)は随所にあったんですが、「僕らがお世話になっている方*6の曲です」と言ってノーナの「夢の恋人」を歌いだした時はさすがに変な声出たわ。

youtu.be

確かに以前から私は五関さんボイスとノーナ曲の相性の良さを訴え続けてきたが、このカバーは異例すぎないか?心の底からありがとうと言いたい(もしやこの男、「なにがほしい?」と聞いておきながら私の脳内を事前に読んでいたな…???)

 

途中、転換の時に流れていたプラベ風の映像は、えびメンバーも出てきたりしてわちゃわちゃしてたwごせきさんのことイジりながらも、みんな大好きなんだな~って思ってほっこり。

 

映像後はカジュアルダウンした衣装で再登場。「Fantastic Ride」と「今日もグッジョブ!!」は順番逆だったかも?*7

 

前半の個人的な見どころは「朗読コーナー」でした。ゆったりとトニセンの「会って話を」を聴かせてくれた後、おもむろにステージ中央の椅子に移動。そこに置かれた本を手に取り腰かけると「雪が降る」のイントロが鳴り、そこは静かな冬の夜に…本を片手に詞を読む五関さんの、甘く落ち着いた声を堪能できる贅沢な時間でした。

以前なにかの雑誌で、小さな店舗などで行われるお芝居の公演等を見て演出の研究をしていると言っていたので、得意なダンス以外の要素で見せるパートを作ってみたかったのかなあ、とぼんやり思いました。

 

そこから「街角」でメロウなパートを締め、カバー曲「愛、テキサス」(山下智久)!間奏のセリフを言う五関さんを拝みたかったんだよ〜〜一連の芝居っぽいパフォでもう骨抜きです。

 

MCでは、一人というのもあって観客を煽りなれてない感じがかわいかったです。あと、今回の振付にはふぉ~ゆ~福ちゃんが絡んでくれたと言ってました。あんまり詳しく言ってなかったけど、たぶん後半の「Wait for you」(V6)のダンスかな…と思います。二人のいいところが出ているように見えた。振付師同士のエピありがてえ。

 

そうそう!まだまだあるよ、まさかのカバーシリーズ。嵐の「TWO TO TANGO」!!!いわゆるヤバヤバのヤバってやつです!!!!!本人の表情から醸し出されるBlack SugarのMVみたいな妖しげな雰囲気が曲にマッチしてて、間奏からは桂馬さん*8が踊ってたみたいなコンテンポラリーダンスの要素が濃いめに入ってて、なんかもうタンゴとは???って感じですがとにもかくにも最の高。

 

後半はどんだけ踊るのってくらい踊ってくれました。あまりの熱演に歌声もだんだんブレてきますが、一切ダンスに妥協がなくて本当にカッコよすぎてもうどうしたらいいのかわからない。「Break out」*9まで、すごい勢いで駆け抜けていきます。自分ってあんなにきゃあきゃあ騒げるんだな。そしてバックのジュニアのみんなのスタミナにも感服です。みんなありがとう。

 

あと、↑のメモには書いてないのですが「WHITE」(KAT-TUN)の前に「STRIPE BLUE」(少年隊)も歌ってました。いつぞやの少クラみたいなメドレー。ざえびも挟んで爽やかにクライマックスへ。ああ~終わらないで~!!!

 

本編ラストは「Mr.Dream」。選曲自体は予想通りだったんですが、その前に過去映像などから彼自身の歴史を追うようなVTRが流れて、エモが高まり切ったところで曲が始まったのでまた号泣。

 

"It's never too late let's go"

 

叶うこと信じたら どこへでもいけるMy dream

 

私は途中からではあるけれど、その足跡を一緒に見させてもらえて嬉しいありがとうという気持ちでいっぱいに。この人の生き様が好きだ~~~😭

 

アウトロで羽を散らしながらミスドリ様がステージを去っても、会場の熱狂は高まるばかりです。ソロコンではありますが、アンコールでおなじみの「A.B.C-Z!👏👏👏👏」コールが沸き起こり、個人的にはちょっと胸アツ。

 

そして満を持して出てきた五関さん、な、な、なんと塚ちゃん連れて出てきた!!!!!!!!!つかごの「Summer上々!!」だなんて!楽しいのに心臓に悪いよ!

お誕生日公演だからスケジュール空けてたんだね;;つかちゃんありがとう;;女子ドルみが強いコーナーでした…超絶かわいいTSUKAGO…

 

そして最後の最後に「Shake it! Like it!」で客席降臨。私たちの前も通ってくれて多幸感の極みです。いいにおいした。(これ、別公演で見学に来たはしちゃんと一緒に歌ったと聞いてズオオオオオって声出ました…いつかえびコンでも頼むね…) 

曲が終わり、いつにも増して客席を愛おしそうに見つめて「バイバイまたね」ってしてた自担様に、鴨井はまた信仰心を深くするのであった。 

 

銀テ*10もとれました。

f:id:m0ca51:20190616140025p:plain

落下物という名の施し。

 

 

あ~~~終わってしまった。でも、私が「ほしい」ものをたくさん与えてくれて、信じられないくらい満たされた。

33歳の誕生日動画で自分のソロコンやりたいって言ってくれて、そこから私もファミクラに要望ハガキ出したり、円盤が出たら買ったり、えび座やコンサートに行ったりしました。もちろん、彼のことを好きなたくさんの人達が、それぞれできる範囲で一生懸命サポートしてきたんだと思います。

 

そして34歳の誕生日、ひとつ夢を叶えた五関さんは輝いてました。

本当におめでとう。絶対またやろうね!!!!!

 

 

 

あ、ちなみに先ほどのグッズ写真の右側に写ってたのDVDケースなんですが…

f:id:m0ca51:20190616140019p:plain

公演の様子が即日発売って技術の進歩やばい、チケ代の意味が分かった。

最高の時間が円盤に残りました!ありがとう!!!!!*11*12*13

 

 

 

※上記コンサート内容はすべて架空ですが、五関晃一さんを応援する気持ちは紛れもない事実です。

※誠に恐れ入りますが、本記事に登場する関連グッズの量産は承っておりません。何卒ご了承ください。

 

 

【追記】メイキングブログをみったん。が書いてくれました。

ebiebilove35.hatenablog.com

 

 

 

*1:実際はスケジュールの合う日に事前開催しました

*2:みったん。の力作その1

*3:みったん。の力作その2、その3、その4

*4:誕生日10日前の会議で生まれた渾身のラインナップ

*5:「To Night's love」は鴨井が沼落ちした曲

*6:「ONE MORE KISS」や「サポーターズ」の西寺郷太さん

*7:映像班の都合上、会議時の順番通りにならない箇所もありました

*8:えび座2016の登場人物

*9:「少年たち」で歌ってたかっけー曲

*10:みったん。の力作その5

*11:鴨井の力作

*12:即日発売されるわけありません

*13:架空ソロコン=これを再生する本気の鑑賞会でした

【ネタバレ有り】ぼくらのショウタイム キャラ別所感

2019年4月12日、全国のイオンシネマ13館でA.B.C-Z主演の「ぼくらのショウタイム」が公開されました。メ~テレ制作で、4月5日に東海地区にて放送された特別ドラマです。各映画館では1週間の限定公開ですが、より多くのファンに見せたいというその心意気に惚れました。本当にありがとうございます。

youtu.be

ちなみにコンサートや舞台で多ステしない鴨井、なんと既に3回鑑賞しており、この後もまだ見に行くつもりでいます…1回の金額が手頃だとこんなことになるのね…と少し恐ろしさも感じますが、それほどまでに魅力が詰まった作品なんです。

 

今回は、5人が演じたキャラクターについての感想やらストーリーから感じ取ったことを書き留めてます。大いにネタバレや個人の解釈が含まれます。

 

作品情報だけ知りたい方は、こちらの公式サイトをご覧ください~。 

www.nagoyatv.com

 

 

 

居場所を見出す赤木(橋本)

新人AD。生放送で突然の乱入者をすぐに止められず、カメラマンの小紫から怒鳴られるところからストーリーが始まる。もうこの時点で彼は「あ、向いてないわ俺…やめようかな」ってなっちゃってる。でも、そのあとまた乱入者の黄原を見つけて叱ることができたね。先輩にひねり揚げ頼まれて買ってきたのがトルティーヤチップスだったのは笑ったけどね。けっこうテキトーなとこもあるのね。そんな赤木くん。

序盤の彼はみんなに流されてる人として描かれている。青島の提案でカンペのスケッチブック取りに行って書き換えようとしちゃうし、それを小紫に怒られた後はやっぱり無理だよのムードになっちゃうし、黄原に手を貸すと決めたのは小紫もやるって言ったからだし。ただ、その後スタジオでの作戦会議でみんなが行き詰った時、ひまわりの造花を使う提案をしたところから、赤木も自主的に行動したり4人を鼓舞したりと徐々に変化していく。

仕事を辞めようと思っていた彼はきっと失うものがなかったからこそ、ピンチの時でも「あと2分19秒もある」と言えたし、最後は青島の言葉やみんなの力を信じてCMまでの時間を引っ張れたんだと思う。昔、引きこもりの自分が外に出るきっかけをくれたテレビというものが、今誰かの役に立つのならば。

監督に指示された*1という、前髪をニットキャップに入れたスタイルは大正解だったと思う。たしかに顔立ちは男前なんだけどアイドル感がかなり消えて、声を張らないリアルな声の演技とも上手くマッチして、仕事優先の生活を感じるやや疲れた雰囲気が出てた。

そして自分とはまるで違う熱さを持った4人に触発されて、最終的に自分が引っ張っていくのだという意識が芽生える様は、A.B.C-Zを見てきた人にはグッとくるものがあったんじゃないかしら…


夢追い人桃井(戸塚)

局内の食堂でバイトしながら脚本家を目指しているロン毛くん。やっぱりこの人の演技は場数を感じた…榊監督や津田寛治さんとの嬉しそうなやりとり→自分の書いたものをぞんざいに扱われて呆然、という落差のある芝居は、仰々しくなりすぎず繊細さもあった(食堂での仕事中にも関わらず、背中に自作のシナリオを忍ばせて歩いてる姿は序盤の大きなツッコミどころなんだけど、あれは局内にいる間どんなチャンスも逃したくない気持ちの表れだと解釈。)

あと、ここの解釈はマジで分かれるところだなって思ったんだけども、桃井くんは穏やかそうな顔して、気持ちが昂ると少々乱暴な動作になる傾向があるようで、調理中もそういった場面が出てくる。でも、黄原にソースをダメにされたときは表情が少しイラッとしたものの、冷静に作り直すと言った。あれは桃井くんなりのゾーンに入ってる感じがした。たぶん私だったら作り直す時間が惜しくて、卵がついた部分だけ掬って素知らぬ顔をしてオムにかけてしまうよ…えらいね…

クライマックスで、画面越しに父へ猛アピールするところもよかった。何が何だかわからないくらい飛び跳ねて、バンダナを振って、叫んで。カッコ悪さの滲む動作でエモのピークを持ってくるのが上手すぎる。間違いなく金田さん演じる桃父の、テレビの前での表情と化学反応が起きていた。

あとはもうマシュマロぽよぽよ感満載のダウンジャケットonオーバーオールon白ロンTの桃井くんがひたすらに可愛いのなんのって!どんくさそう!可愛い!

(ちょう余談)そういやバンダナのレインボー…なんでレインボー???正直ペイズリーとか定番の柄だったり、単色でもストーリーには影響ないのでは???と思ったのですが、やっぱ高いところで虹がかかるようなイメージがあったのか…メンカラ推しのグループであることが関係しているのか…LBTロゴはレインボーだったし…でもメンカラは7色じゃない…


不器用で熱い小紫(河合)

後輩への指導でキレ散らかして裏で後悔する系カメラマン。こんな性格だけど、映像を撮ることが本当に好きでこの世界に入ったし、仕事への真面目さはこれまでも上司に評価されていた、って感じの人と思われる(デルサタのプチジャック決行時、メインのカメラを担うことをチーフに許可してもらったと発言してたので)

はじめは番組を壊されまいと、赤木を怒鳴りつけて黄原の要請を拒むが、桃井の父の話を聞き、過去に自分が父親を亡くした経験を思い起こし、協力したいという気持ちが芽生える。そして作戦を立てる際には、4人の意見を聞きながらどんどん本番のイメージを膨らませていく。

そう、この作戦会議での小紫が私がこの作品で一番好きなところ!ワンカットでA.B.C-Zの芝居を見せるという粋な作りであるだけでなく、そこまで笑顔を見せなかった小紫のポジティブでアクティブでパーソナルな魅力が存分に出てるシーン。カメラワークのイメージを身振り手振りで伝えていく姿が仕事人。そして、河合郁人が元来持ってるやや強引めなリーダーシップを感じさせる。極端かもしれないけど、ここに「芸能人 河合郁人の才能が凝縮されていると私は感じた…かっこいい…

どうしても語気が強かったりモノに当たりやすいキャラだけど、働き詰めの赤木への接し方なども含め、ストーリー進行に伴う心情変化が丁寧に演じられていた。あと、あんなに作戦会議でかっこよく見えた小紫さん、本番でもかっこよくカメラを操作したと思ったら、ひまわり大写しの画がクソダサで実際のテレビで放送されることを想像したらめちゃめちゃ笑えた。そして写ってる時間すべてにおいて顔が天才的だ。造形も表情も。

これまでの作品で見せてきたものとは何かが違う。明確に何がとは言えないけど、「ああ、テレビの人だ…俳優さんだ…」って思えて、個人的MVPだった。


いつでもブレない青島(五関)

警備員として、おそらく毎日代わり映えのない業務をこなしていた中、生放送中に乱入しようとする黄原を目撃。持ち前の強い正義感から体が動いてそれを取り押さえる。その後、事情を知って「困ってる人を助けたい」精神が疼き、突然この物語の核となるデルサタのプチジャックを提案。「濱口さんに言わせてしまえばいいんです」

大人しそうに見えて、最初から最後まで積極性を失わない。そして小学生レベルのイタズラ心も持ち合わせているらしく、小道具探しの最中に小紫に物を投げたり、濱口さんを足止めする際は何度もエレベーターのボタンを押したり…しかも勝負の2分19秒に差し掛かる直前のピンチでは、大胆な作戦を自ら指示して結果的に成功に導く。

青島は、今作中で特に奇怪な男として話題になりましたが、実はこの5人のドタバタ劇自体、発起人も最後に指示を出すのも青島だったんですよね。気付いたとき鳥肌が。

五関さんは最年長だけど、普段は自分からリーダーシップを取らないイメージ。そして、よく周りに言われてきた「キーマン五関」「何かしてくれそう」という言葉。本人はそれに対して「8割方打ち返さないっすけどね」*2と言い放ったこともある。でもそれは「媒体を通して私たちが外面的に見ている五関様」で、本当のことは誰も知らない。※これは、ラストで赤木が言う「僕たちがこんなに頑張ったこと、誰も知らないんでしょうね」というセリフにも通ずる部分。

劇場がドッカンドッカンうけてた青島というキャラクターは、全部ジャストミートで打ち返してた。なんなら満塁ホームラン。私たちは無意識に、この2割の確率で見せてくれる大きな衝撃が彼から放たれるのを待っているのかもしれないな、と。

青島は最初、自分のことを「しがない警備員」と言う。そして最後になぜ協力してくれたのか黄原に問われて答えたのは「私、青島の夢は、ヒーローになることですから」

 

すべてのはじまり黄原(塚田)

お世話になった喫茶店のおばちゃんへの恩返しのために、今できることを全力でやる!と、少ない手がかりで人探しをしているフリーター。生放送に映り込もうとする強行派な一面もあるが、実はその前にSNSだとかできることはやってきてる冷静さも持ち合わせている(たぶんそれも上手ではないんだろうな。)

4人の協力を得て作戦を立てたり準備するまでの過程では、なかなか役に立たない。忍び込んだ局内でわざわざ大声を出したり、Tシャツにメッセージを書く案はボツ、オムライスを作る場面では卵割り失敗。これといった決定打はなかなか出ない。

ただ、楽屋にオムライスを運ぶ場面でのクロバットシーン(通称オムロ)はまさに、このドラマを象徴するシーンの一つ。メンバー同士で考案したというあれ、現実じゃ絶対ありえないんだけど…なんかこう、極端な例えだけど…海外のアクション映画みたいな良さがあったんだ…私の中では…!爆発に巻き込まれて吹っ飛んでく人たちのスローモーション的な…!あれを大画面で見せてくれて本当にありがとう(泣)

監督からの指導がかなり濃かったようで、これまでの芝居との差が最も出た人だったんじゃないかと思う。彼のシーンで6時間かかったというのは…本当にすごいなって。監督をはじめ、制作陣の熱意がエピソードからも伝わってきた。「塚ちゃん」の要素を消しながら、かなり本人に似通った「黄原」を演じるのは相当難しいよ。

彼のバラエティでの活躍がないと、デルサタとの縁も、このドラマも始まらなかったのよね。そこに思いを馳せずにはいられなかった。

 

 

 

短時間のドラマに、ここまでA.B.C-Zらしい要素を盛り込んでくれているのすごすぎませんか…

かつてBIRDMANや8UPPERSを羨むブログ*3を書いたことがありましたが、「えびにはショウタイムがある!」って胸を張って言える作品ですよ。

 

劇場公開最終日は4月18日。観れるうちにたくさん楽しんで、またいろいろ考え込んでみたいな。そして諸々の理由で劇場へ足を運ぶのも難しかったファンのためにも、ぜひ再放送や円盤化、配信などが実現したらいいなと思っとります。

改めて、濱兄ィ!榊監督!制作チームのすべての皆様!A.B.C-Zに最高のドラマを与えてくれて本当にありがとうございます~!!!

 

 

*1:劇中曲を担当された榊いずみさんのネットラジオでお話されてました。

sakakiizumi.com

*2:2018年11月27日放送の「今夜はJ's倶楽部」濱口さんゲスト回より

*3:すごい羨ましかった笑

51beginner.hatenablog.com

A.B.C-Z「ONE MORE KISS」応援屋ver.とCD音源ver.比較。

みんな!やっとONE MORE KISSの音源が世に出たね~!!!!!

Black Sugar(初回限定盤B)(特典なし)

Black Sugar(初回限定盤B)(特典なし)

 

こちらの最新シングルBlack Sugar(初回限定盤B)のカップリングとして収録されました!たぶんえび担Jr.担問わず応援屋の亡霊はたくさんいるとは思うけど、劇中歌が好きで仕方ない勢には大変嬉しいことですね!

※この初回限定盤B、ライブのダイジェスト&インタビュー(60分)のDVDもついて定価1,600円+税って爆安なので購入されてない方は早くポチるんだ!

 

ONE MORE KISSは、舞台「ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~」*1の2幕OP曲として使用された楽曲です。脚本や音楽を担当したのはNONA REEVES西寺郷太さん。A.B.C-Zが公私ともにお世話になりまくってる方です。いつもありがとうございます。

応援屋上演以来、この曲の人気は凄まじく、2018年のLOVE BATTLE TOUR*2でも披露され音源化の期待がどんどん高まっていた中で、満を持してのリリース!

 

わくわくしながら聴いてみたところ、どうやらボーカルは改めてレコーディングされたようです。そこで、完全に私の思い付きによる私のためのメモですが、舞台版とCD音源を聴き比べ、ボーカル関連で気が付いたところを書き留めます。

どちらもお手元にある方で同じ遊びをしたい方は参考にしてみてください(笑)お手元にない方はぜひ買ってください!!!!!

※もちろん劇場で収録された音の聴こえ方と、改めてミックスダウンされた音源をヘッドフォンで聴くのでは環境が違いすぎますが、「あ~ここは明確に変わったな~」と感じたところをとりあえず書いてあるだけです。

 

落ち着いた大人のラブソングに

2年半ほど前の応援屋では、舞台上で踊りながら披露されました。そのため、A.B.C-Zが得意とする「ダンス」と一体になったような歌い方で、アイドルソングらしい溌剌としたビート感のある曲という印象でした(たぶん歌は予め録音したものだとは思うんですが)。

ところが、今回音源化したものはアレンジが同じなのにずいぶん曲想が変わって聴こえました。

 

☆全体的にボーカルが伸びやか

これは5人全員に言えることですが、例えば1番Aメロ戸塚さんパートの

 (舞台)ながいかみのびぃーなぁす

 (音源)ながいかみのびぃーなぁす

とか、1番サビ河合さんパートの

 (舞台)こしつぅ~ッぃ~ッでぃ~エ~ア!

 (音源)こしつ~ き~ でぃ~え~~

など、舞台版では強めだったスタッカートやアクセントが音源では控えめで、ややレガート*3気味に歌われています。また、長めになった語尾はオトナな余韻も感じます。

 

☆はしゃいでない (´`▼´)

2番Aメロの五関さん

 トロピカルな天気雨に打たれて

 はしゃいでいた あの頃の無邪気さはないけど

応援屋では振付の影響もあり(笑)めっちゃはしゃいでるように聴こえていましたが、「あの頃の無邪気さ」を懐かしむような歌い方に!なってる気がする!

もともと声が少年っぽくて子音を強く発音する人なので、落ち着いた大人の男性感が新鮮でした。これは歌詞を一音一音ではなく、セリフを言うように「文章」として発音するように歌い方が変化してるのかな。最年長、まだ進化中です。

※実は、通常盤*4収録の「SHOWTIME!」でも声が太く安定して聴こえたので、今後さらに歌割りが増えることを期待しています…!

 

☆息多め僚一さん(゜▽゜)

塚ちゃんの声といえば、高くて張りがあって元気いっぱい!なイメージが強いかもしれないんですが、低めのキーで落ち着いて歌うと結構色っぽいんですよね!

2番Aメロにソロがありますが、極端に書くと

 (舞台)とっきっをっかっけ~てっ

     まなん~だっこっとっだ~ってっ

 (音源)時をかけて 学んだことだって

これくらい違いません???めっちゃおすまし塚ちゃん!!!五関さんの歌い方の変化にも似てますが、より差をつけて歌ってるな~と思いました。

そして、次の「あるのさ」と「大事な人」の間のブレス!このブレスは舞台版でも集中すると聴こえる部分なんですが、音源だとたっぷり息吸う音が聴こえるんですよね…僚一さんの息フェチの皆さんどうぞご確認ください。

 

☆(*б_б)…俺?

そうですあなたです。はっしーのソロパートは他のメンバーとの歌唱法の違い、舞台版との違いがよくわかりますね。特に彼はここ最近、ずっと歌い方を模索しているような気がします。

応援屋の頃のような口が開いた明瞭な歌声も好きでしたが、今回のようにあまり張らない発声もムードが出てるなあと思います。言葉や感情に敏感な彼なので、歌詞を飲み込んで歌ってる感じが良い。

 首都高速 照らしたMOON LIGHT そう、揺れて

 この街には嘘つきな天使たちばかりさ

もう出だしのここだけで、助手席の女の子を口説きたい雰囲気が出て素敵です…

2番Bメロでも、

 強く抱きめて

この「」で舞台版では無かったファルセットを使いながら歌っているのもたまらん。大人の聖夜ですわこりゃ…ありがとうございます……

 

 

ニゾン位置変更

 胸の花火 きらめくまでBaby Don't Cry

舞台版では「胸の花火」からユニゾンでしたが、音源ではそこも戸塚ソロでした。2番の歌割りに寄せたのかな。

 

 

2番サビ追加

舞台版ではおそらく尺の関係?で、2番Bメロからラスサビの「Baby, Don't Stop Music」に飛んでましたが、音源では1番サビと同じ歌詞・同じ歌割のサビが入りました。

 

 

私が聴いて印象的だったのはこんな感じです。

歌い方の部分だけ見てみると、時間をかけてリリースされたこともあって、声質やニュアンスはかなり変わってましたね。アクセントなど元々あったものを無くすって寂しい感じもしますが、曲に深みが出てメンバーの表現の幅がまた広がったのは嬉しかったです。

好みの問題なのでどちらが適切か、という話はできませんが、個人的にはCD音源の歌唱の方が歌詞の意味や情景を捉えながら聴けるな~と思いました。

 

表題曲のBlack SugarでA.B.C-Zはセクシーさを出していきたいと話していましたが、こういった曲に滲むセクシーさもぜひ世の中にお知らせしていただきたいです。

 

 

愛だの光だの生だの死だの。

歴の浅い五関担が他のメンバーについて、個人の感情に勝手に重ねて重めに語っています。お読みになる場合はそれを踏まえていただけるとお互い精神的に助かると思うので幸いです。

年末にテンション低めの記事上げたばかりですが、忘れないうちにどうしても書き留めておきたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2018年12月の初めに、戸塚祥太によるエッセイ「ジョーダンバットが鳴っている 2」を読むために雑誌「ダ・ヴィンチ」を買いました。

アイドルが掲載される雑誌とは厄介なもので、毎月繰り出される写真・文字の情報が多すぎるし、正直すべてを揃える金銭的余裕もない。最終的にたくさんの紙を処分する手間がかかるのも嫌なので、関連書籍は自分が本当に必要と思うものだけを厳選するようにしており、例によって「ダ・ヴィンチ」も毎号購入しているわけではなかったんですが、今回は書店でサッと内容を確認しただけで「手元に残したい」と思ったんです。

内容は、彼自身が体験した生と死に関するエピソードを交えつつ、ブコウスキーの「死をポケットに入れて」*1を紹介するというものでした。とっつーが自分を語る時って本当に赤裸々で「こんなことまで教えてくれるの?」とハラハラしますが、ダサすぎて誰にも言ってないということを書いてくれた貴重なエッセイ。結論、買ってよかったです。

 

 


その2日後、私はとんでもなく重大な失くし物をしました。喪失感は計り知れなく、この時心に空いた穴はきっと一生ふさがらないと確信。

それでしばらく憔悴していたんですが、それでも生活はしなくてはならない。半ば無理やりではあるけれど前を向き、なんとか健康に年を越しました。

 

 


2019年1月8日、横浜アリーナでのA.B.C-Zのコンサートが現場始め。五関担2人で連れ立ってLOVE BATTLE TOUR決勝戦に挑んできました。えび座以来の自担、6月以来のコンサート、テンション上がりまくってフゥー!!!と何度叫んだことか。

あと、個人的にアリーナクラスでA.B.C-Zを観るのは初めてだったからペンライト遊びは壮観だった…ホールでの感動とはまた違ったものを味わえて大満足でした。


そしてこのコンサートで新たに気づいたのは、ミュージシャンとしての戸塚祥太が好きすぎるということです。

自分の思いを無我夢中で叫び続け、死ぬほど生きるのが下手くそな男なんだけど「オーディエンスに伝えたい」という気持ちが歌から踊りから演奏から迸っていて、「ああこの人、死ぬまでにやりたいことやりきりたいんだろうな」というその勢いを目の当たりにし、なんだか鼻の奥が痛くなった。

そして、彼が歌詞を書き、ギターを持ち、5人で歌ったその歌詞が、今の自分の心にどストレートに刺さって。

 

また「違う人生を歩んでいたなら」
くだらない考えは捨てたよ
きみ あし なく せば ぼくがあしになるよ
過去と未来にはもう戻らない


命よ爆ぜろ一度の夢に
僕の心は君の形

 

光 ― A.B.C-Z http://j-lyric.net/artist/a056026/l04867e.html


そう、生きてこそだよ。
今を生きてこそだよなあ。


A.B.C-Zを形容する際にファンがよく使う「やさしい」「多幸感」などの言葉は、こうして直に触れた時に説得力がありすぎてやばいよ。ただただ楽しもうと思って行ったのに、結局とっつーの底無しのLOVEに泣かされた。

 

 

 


家に帰ってから先月のジョーダンバットを読み返して、また少しだけ泣きました。

もちろん全員が愛しい存在ですが、今はただA.B.C-Z戸塚祥太を失くさずにここまで来たことに、心からありがとうを言いたいです。

 

 

 

JOYしたいキモチ(通常盤)

JOYしたいキモチ(通常盤)

 

※「光」が収録されたシングル表題曲「JOYしたいキモチ」も、コンサートでの破壊力がすごかった。ずっとみんなでJOYしていたい。ずっとずっとこの幸せが続きますように。

 

何かを信じる人生は悪くない。

平成最後の年末に思ったこと。

 

人と人って物理的な距離が離れすぎると、あとはもう信じるしかないみたいなとこあるじゃないですか。ないですか、まあ私はそういうスタンスなんです。

北国に住んでると余計にそういうの感じることが多いんですけど、とうとうそれが叶わなかったってことが最近あったんです。

たぶん人生で1番辛かったし、引きずって時々思い出すだろう。

 

まあその他にも、年間を通して心身ともにすり減らすようなことが多かったです。

自分の住む地域も9月の地震の影響で停電とかあって疲れてしまったし、そこそこ頑張ってきた仕事も平気平気と言ってたらいつのまにかボロボロになって辞めてました。

 

でもツイ廃だからTLを眺めれば自分の好きなものを思い出すことができるし、近くのえび担さんに会う機会も多かったから、すぐに笑顔を取り戻すことができました。

初めてえびコンに参戦したのと、思い切ってコイベビとえび座で2回遠征したのも良かった。推しを直接眼球に映すことはとても健康にいいです。

 

結局何を言いたいのかっつーと、最終的に叶わなくても、自分が信じたり愛していた事を否定するような人生を歩まないようにしたいなと思ったんです。

私はこれからも自分の家族が好きだし、音楽が好きだし、A.B.C-Zが好きだし、五関晃一が好きだ!Juice=Juiceも、バニビも、フィギュアスケートも。他にも好きなものがたくさんあるからここまで来たよ。

 

新しい年がどうなるのか常に不安ですが、まずは1/8の横アリですね。後のことは帰ってから考えればいいんだわ。

 

「JOYしたいキモチ」が2018年に発売されてよかったな!来年もよろしくね!

バニラビーンズのこと。

f:id:m0ca51:20180921101447j:image


2018年10月7日、バニラビーンズが解散します。


きのこ頭担当のレナと、外はね頭担当のリサ。彼女たちは私のアイドルで、美しいアーティストです。
デビュー*1からは11年、現メンバーでの活動は実に10年8ヶ月というキャリア。レーベルを変えながら、女性のユニットとしてはかなり長く活動したと思います。

 

 


私が2人を知ったのは2008年の春。
ガラス張りのトラックの荷台で生活をする(駐車中のみ)というプロモーションをしている女の子たちをテレビで見かけたことがきっかけでした。

natalie.mu

とにかくポップで清楚で可愛くて。何者なんだろうと調べた結果、その2ndシングル「ニコラ」で心をグッと掴まれてしまったのです。

youtu.be

ニコラ(DVD付)

ニコラ(DVD付)

 

私の2人との出会いは「さよなら」という歌詞で始まり、「二コラ」は忘れようにも忘れられない歌になりました。(MVが徳間ジャパンのチャンネルでアップされたのが2011年だったとはいえ、この名曲が22万回しか再生されていないなんて…)


当時はIKEAH&Mなどが日本進出し、北欧ブームが始まっていました。その時代にマッチさせた「北欧の風に乗ってやってきた、清楚でイノセンスな雰囲気の女の子」というコンセプトは、大学で北欧の知識を齧っていた私にドンピシャでした。
抜群のスタイルでデザイン性の高い衣装を着こなし、それを「私服」と呼んでいた時期もありました。音楽も渋谷系を彷彿とさせるものだったり、洋楽ロックのカバー、昭和歌謡風など、とにかくセンスのいい楽曲の数々に恵まれて、そして何よりもシンプルな振付で丁寧に歌を聴かせるスタイルは、Perfumeのパフォーマンススタイルが世に浸透し始めた頃だからこそ斬新でした。

 


2015〜2016年には、avexに移籍してすぐに「次のシングルとアルバムが1.5万枚売れないと解散」というノルマを突きつけられるという、いわゆる解散商法なんてのもありました。個人的には、正直これまでの売上のことなどは怖くて考えたくなかったし絶対に解散なんて嫌だ!とパニックになりましたが、この頃から本人たちは淡々とその事実を受け止めていました。「売ればいいんでしょ」って言ってた気がします。頼もしくてまた惚れました。そこで出たアルバムもまたカッコよかったし、見事にノルマをクリアして活動継続と相成りました。

www.barks.jp

 


また、今もそうですがTwitterなどを積極的に使った自己発信や、ファンとの交流も印象的。フォロバが早くてビックリしました。そして時折ファボやリプライもしてくれたり。特に、ハマりたての頃はリサも学生で、大学生活のことも普通の学生のようにたくさん綴られていました。卒論を書いてる時期が近かったので応援し甲斐があったな。

いろんなアイドルの握手会が全国で行われている中、ビンタ会とか完全ガードハグ会とかいろいろやってたのも、独自のポジションであることを象徴するものだったかと。

www.musicman-net.com

 


学生時代のお金が無い頃や、新卒で入社した会社で忙殺されていた頃の私は、彼女たちのライブを観たことがありませんでした。イベントで札幌に来てくれたこともあったけど都合がつかず行けなかったし、その後も遠征する費用や時間は取れず。

それでも「そのうち自分のタイミングが合う時があれば」という気持ちで、在宅での応援を続けていました。

 


そして今年の4月、とうとう彼女たちに会うことができました。全国のタワレコを回るイベントと、ワンマンライブのために札幌に来てくれたのです。

私は本来、握手とかチェキとか怖くて苦手で、ハローのそういうのもほとんど行ったことがない人間です。でも、この時は彼女たちが札幌に来てくれたことに対するお礼を、どうしても直接言いたかった。

ショッピングモールのステージに、2人が出てきた後からはもう「かわいい…」と何度口にしたかわからない。あの、画面上でしか見たことのないお人形のような2人が目の前にいる。美しい手足が映えるダンスと、笑顔と、親しみやすいトーク。それだけで夢のようでした。

ミニライブが終わり、特典券を手にし列に並んだ時は本当に緊張していました。私って純粋だなと自分で感心してしまうほどです…。そしてスタッフの方が持ってるiPhoneに表示されてるルーレットを回し、運良くサインもチェキもしてもらえることになり…目の前にいる背の高い2人を見上げて、涙がこぼれそうになりました。

 

なんてかわいいの。なんてきれいなの。

 

「10年待ってた!」

その言葉を発した後、私は後悔しました。私から会いに行ったこともないのに、何を勝手なことを言っているんだ、と思って。
でも2人は気さくに話してくれて、チェキにも10年越しの出会いだったことを書き残してくれました。

f:id:m0ca51:20180921102437j:image

この2日後のライブの後も握手をしたんですが、会ったことを覚えていてくれたのが嬉しすぎて、これからもずっと2人を応援していくんだとホワホワしていたんです。

 

 


8月1日、仕事終わりにTwitterを開いたら、レナがこんなこと呟いてました。

 
本人からの宣言に、地下鉄の中でよろめきました。


うそだ
うそだ
うそだ

 

その間にも、本人たちからのツイートやコメント、ニュースやインタビュー記事がどんどん発表されている。


行かなきゃ

 

信じたくないという一方で、私の指はやけに冷静に、ラストワンマンがいつどこであるのかを調べていました。頭の中では、解散回避ノルマを課せられたあのCDに収録されていた歌が流れてる。

 

会いたいなら 会いたいなら
次のチャンスもあるなんて
甘い言葉聞かせないで

ビーニアス/バニラビーン

http://j-lyric.net/artist/a04d3c1/l03858c.html


前から彼女たちは言ってたじゃないか。行こうと思えば、努力すれば行けたじゃないか。2人がこちらに来なくとも、あんなにたくさんのライブやイベントに出てたじゃないか。
これまで経験した「好きなバンドの解散」よりもずっとずっと辛い。罪悪感を孕んだような、こんな気持ちになるのは初めてでした。

 


9月18日、ラストシングルが発売されました。タワレコのポスター特典のために予約をしていたので朝から店頭に向かいましたが、こんなに複雑な思いでCDを受け取ったのは初めてです。 

going my way

going my way

 

レナとリサの歴史が始まった「ニコラ」を思い起こさせるジャケ写と、帯には「北欧に帰ります。ノースリーブだと寒いかな。」のコピー。

表題曲「going my way」は爽やかでオシャレなトラックにキュートな歌声、ちっとも終わりの寂しさを感じさせない詞。いい意味でいつも通りのバニビでした。

カップリングの「ラストソング」は、いかにも卒業や解散…という歌詞ではありますが、これが間違いなく終わりであるということを、2人が優しく教えてくれるような、甘美で残酷な歌です。

ちなみに、この最後の作品にはMVがありません。「え?いや、無いなんてことある?」と思ってしまいました。きちんと解散の予告をしてくれたことや、素敵な曲をリリースしてくれたことは感謝してるけど、彼女たちが1番美しい今を音楽のための映像として残さなかったことについてだけは、関係者各位を一生恨み続けると思います。

 


私と同世代の女の子たちが、10年ほどの月日をかけてやってきたことを思うといろんな感情がかき乱されるのですが、最終的には語彙力がないので「尊い」としか言えなくなるのが本当におたくすぎて嫌になるね。

 

今日更新されたシノバニ、2人につられて泣いちゃったよ… 

youtu.be

 


ラストワンマンライブの会場に、明日私は向かいます。

現場に通い、熱心に彼女たちを応援してきた皆さんと比べると、ニワカみたいなもんかもしれない。それでも間違いなく私の青春の一部だったバニラビーンズが、北欧に帰ってしまう前にありがとうを伝えたいです。

*1:デビュー時にはリサではなく、リカというメンバーがおり、2007年10月に1stシングル「U♡Me」を発売するも、翌年3月に脱退しています。これも良い曲だった…デンマークで撮影された可愛いMVもありました。リカがどんな娘かは、調べたらすぐに出てくるかと。