【ネタバレあり】A.B.C-Zの新しいソロ曲聴いた。
A.B.C-Zデビュー10周年おめでとうございます!ずっとLOVE!
今回は「BEST OF A.B.C-Z」初回限定盤Bに収録された5人のソロ曲についてのアレです。
※ラジオでの初オンエアは聴けていなかったので、CDが手元に来てから初めて耳にinしました。最近は雑誌等もご無沙汰なのでインタビューも読んでないし本人たちの意図とかあんまりわかってない状態です。
Calling me(橋本良亮)
私は基本的に、橋本良亮には好きな歌を好きなだけ歌ってほしいと考えている。毎年盆や正月に帰ってくる子供が連れてきた孫には、脂の乗った良質な肉を買ってきて食わせてやりたい。そんなメンタルで彼のことを見つめている。ちなみに私には子供も孫も居ないし、彼はデビュー10年目の28歳男性である。勝手にこのような思いを抱き、こうしてインターネットオーシャンに垂れ流していることについては、自分の事ながら気持ちが悪すぎるし彼のご家族には一生顔向けできない。
久しぶりのソロ曲を聴き、私は感謝した。曲が始まってから終わるまでの間に感謝の正拳突きを1万回したかったが、音を置き去りにしては曲に浸れないので、ただ座して感謝した。だって絶対はしちゃん好きじゃんこういうやつ!!!!!!!!!!!!!!
EDMサウンドが活きたコンテンポラリーR&B、わかりやすくかっこいい男性が歌うにはわかりやすくていいじゃないか。そして、テクニックをテクニックと感じさせないほどにさらりと歌い上げるところ、やはりかっこいい。特にサビ部分なんて、ただ歌うだけだと単調になりそうなメロディにも細かい節回しが自然に入っていて、かっこいい以外になんと表現したらいいのか。言葉が見つからず、やはりたくさん美味い肉を食べさせたいと思ってしまうのであった。
星が光っていると思っていた(戸塚祥太)
衝撃的でもあり、ああそうだよなあとも思える。この感覚はとにかく聴いてみなくてはわからないのだが、ともすれば途中で「ああ、これ以上踏み込みたくない」とすら思わせるほどのヒリヒリとしたエネルギーに満ちた約4分半なのである。
橋ソロとは対称的に、どシンプルな編成のバンドサウンドから始まる。曲調、構成などに戸塚自身があらゆるものから受けた影響を感じるが、それを全部洗い出すのはさすがに野暮おじさん*1。
2分を過ぎたあたりで突然ギターやドラムが鳴りやみ、オルガンとピアノ、ストリングスと徐々に厚みが出てきたところで、歌詞カードにはない朗読が始まる。記憶が曖昧だが、彼の過去のWeb連載の中にこの欠片たちがたくさんあったような気がする。生々しい言葉はオケやコーラスの盛り上がりと共に一気に駆け抜け、最後はギターと声だけになる。
作編曲にクレジットされてる清水哲平さんはこれまでのソロでもタッグを組んでいて、今回も本人のやりたいことをしっかり捉えて一緒に作り上げてくれたんだろうと感じた。戸塚祥太が、自身で作った音楽を歌い、レコーディングじゃないと表現できない方法で自身の言葉を読むことに、オリジナリティが極まっている。シンガーアクターソングライターアイドル(?)。
結論としては、俺はお前が好きだ。次回作も楽しみに待っておるぞ。
君の優しさ VS 僕の愛情(河合郁人)
NEXT YOUの歌聴いてると、やっぱりなんとかしてえびにも寺田曲を歌う機会を求めたくなるな…かわいさんのシャ乱Qで興奮したからさ…
— 頑張れ、鴨よ! (@kamoi51) 2018年8月3日
2018年の鴨井、おめでとう。しかも編曲はヒラショー*2さんですよ。ハーモニカやコーラスが渋くてたまらん一曲。
私は河合郁人の歌を聴くたび「歌うんま」と脳死で口走るのだが、この曲でもしゃくりや語尾の処理、ファルセットの使い方などバチバチにハマっており、積年の願望が大いに満たされた。特に滾ったポイントはサビ前の「がんじがらめだったな」。メロディにそこだけ詞が詰め詰めになるところ、最高。がんじがらめ感満載だ。
そしてこの言葉には、共感しすぎて頷くばかり。
彼の歌には、不良っぽさと素直さが共存します。
河合郁人 2022年2月1日発売アルバム曲「君の優しさ VS(と) 僕の愛情」ライナーノーツ | つんく♂オフィシャルブログ 「つんブロ♂芸能コース」Powered by Ameba
アレンジ自体はこれまでのA.B.C-Zのバラード系楽曲に通ずるものはあるが、つんく♂節の詞やメロディと郁人の声が合わさって違和感のない新鮮さを生み出しており、この「スケール感のある愛の歌」を手に入れた彼はさらに頼もしさが増したと思う。
二人の音楽が交わったことに歓喜しつつ、これからも様々なジャンルを歌いこなすところを見せてほしいなと期待が膨らんだ。
story of us(五関晃一)
まず提供元がDAIGO氏と判明した時点で、自担の共演者誑し込み能力(言い方)に震えが止まらなかった。そして、このタイプの音楽との相性の良さは聴く前からなぜか確信があったのだが、通して聴き終わった私の脳裏には刀を振る黒丸桂馬*3が過った。なるほど、
「Delicious」*4のせいか……
観たことがある人にしか、いや観ていたとしても伝わるかどうかはわからないが、あの曲の最後のソロパートの鬼気迫る表情と歌唱は、これまで彼が発表したソロ曲のどれとも違う狂気や色気があったが、このタイミングでそれに似たものを感じることができた。つまり、†切迫した世界観に没入している五関晃一はまじでサイコー†ということである。
「絶望の
入所から数えるとアイドル歴23年になるその歌声は、瑞々しさはそのままに安定感は年々増しており、サビで力強く太く張る声と終盤で駆使するファルセットの緩急があまりにも美しい。自担だからって良く言いすぎではないかという指摘が入りそうだが、自担ですもの大目に見てほしい。彼がダンスの人だと思ってる方々に、歌の良さも早く知ってほしいのだ。タッキー&翼の歌謡ロック的な路線*5が好きだった人にもきっとハマるだろう。
S.J.G.(塚田僚一)
塚ちゃん名義の曲については、あえて「フィーチャー*6曲」と呼びたい。これまでの作品は「塚リカちゃん」や「塚だぁくねす」といったキャラクターをフィーチャーしたものが多く、「塚田僚一」が歌っている音源は実質一曲*7のみである。
そしてこの「S.J.G.」はメンバーとのラップでの掛け合いやシンガロングで構成され、「Solo Janakute Gomennasai 笑」で締めている…そう、ソロじゃないと明言してしまった。しかしながら詞の中では彼が主人公的な役回りなので、塚田僚一をフィーチャーした楽曲となればもう他のメンバーのソロ曲と同等の扱いで何の問題もないし、これは彼にしかできない音楽づくりだと認識している。
5人とも曲の雰囲気をとらえるのが上手くて、終始笑顔で聴くことができた。掛け合いが戸塚田から始まるのも、2サビの「好きな子いるの?(いない)」のくだりもニヤニヤしてしまう。大サビのエモいはしとつパートは、様々な思い出がぶわっと匂い立つように「明日の為に僕がいる」*8からの引用が。コーラスの(Uh…just forever)も入っており、これには唸った。
これは塚ちゃんがA.B.C-Zを大事に思うからこそできた歌だろうし、特に最初と最後のverseは彼自身の偽らざる本音なんじゃないだろうか。そして、制作タッグを組み演奏も担当したウルトラ寿司ふぁいやー、あまりにもグッジョブすぎる。素晴らしい。
ほんとこの5人は全員ジャンルかぶることなくて楽しいです。
何かあったら追記・編集します。
A.B.C-Z「涙雨」
お久しぶりです。
最近はTwitterも低浮上でここも放置状態だったのですが、その間に「楽曲についての記事をまた読みたい」というありがたいお声をいただきました🙇
というわけで、昨年発表されたA.B.C-Zのある1曲についてちょろっと書かせていただきます。
まず、A.B.C-Zの直近4作のアルバムは、メンバーのソロ歌唱リレー → ラストのサビで5人のユニゾンという構成の曲が味わい深い存在感を放っていると思っておりまして。
4thアルバム「5 Performer-Z 通常盤」の「All My Everything」
5thアルバム「VS 5」の「街角」※但し1サビ2サビは2人ずつのユニゾン・ハモり
6thアルバム「Going with Zephyr」の「アキヅキ」
いずれも彼らの得意なダンス曲とは一線を画す抒情的なナンバーで、個性的な5人のボーカルをじっくり堪能できる名曲揃いです。
個人的には「街角」のAOR感がすごく気に入ってます。こういうノリ。ほぼこれ。
これが好きなら「VS 5」買って「街角」も聴くべきといっても過言ではない(プレゼンとしてそれは正解なのか)。
そして2020年に発売された7thアルバム「CONTINUE?」に収録されている「涙雨」もこの流れを踏襲しています。ピアノをメインにしたオケに合わせて、徐々に感情が溢れ出るようなボーカルは、5人の表現の幅がさらに広がったことを感じさせてくれます。
涙雨のところに秒数合わせてあるけどほかの曲もとてもいいよ。
作品を重ねるごとに全員のテクニックが向上しているのは当然だけど、特に2サビの激情ともとれる郁人の声は表情や仕草が見えてきそうなくらい素晴らしく、最後にもう一度繰り返されるAメロを呟くように歌うはっしーは技巧派すぎる。悲恋声2TOP(勝手に命名)。
あと、不勉強なもんでこの曲に出会うまで「涙雨(なみだあめ)」っていう言葉があることを知らなかったんですよ…日本語ってつくづくおもしろいですね。
デジタル大辞泉の解説
1 悲しみの涙が化して降ると思われる雨。
2 ほんの少し降る雨。
出典 小学館 https://kotobank.jp/word/%E6%B6%99%E9%9B%A8-589788
それを踏まえて改めて再生してみると、遠くで水滴が落ちるようなポーンという音がところどころに聴こえてきました。音程はEかな。
1番Aメロでは「最初は」の「は」の後ろで鳴っています。そのあとにも3回あって、一応タイミングに規則性はあるんですが絶妙に捉えづらい裏拍で、なんだかこちらの心が不安定になるような気がしました。
Bメロに入ると「言いかけた言葉」の「た」で鳴ります。そのあと2回。これはAメロの時に比べて掴まえやすく、なんだか輪郭がはっきりしたような印象。
サビではオケの音数が増えるので鳴っているのか不確かですが、最後の「バレてたみたい」の後、オケが静かになったところで1回。
そして、2番Aメロ以降も同じ流れ…かと思いきや
ここから先は、音源がお手元にある方は耳を澄ましてポーンを探してみてください!作り手がどんな意図で入れた音なのかを想像してみるとより楽しめるかと思うので、ぜひ何度でも聴いてほしいです。
お手元にない方は…どうぞよろしくお願いします。
メンバーの歌の素晴らしさはファンの皆さんに語りつくされているかと思ったので、それ以外で自分が気づいた点について書き出してみました。
ちなみにおたく心としては、音楽の美しさに感動しつつも「あ~この曲もセトリに入ったら着替え曲になるんだろうな~」と感じたり...(曲中にソロがないメンバーの出ハケが可能なため、2018年LBTツアーの「街角」、2020年6月の有料配信ライブの「アキヅキ」は衣装チェンジのタイミングになってました)。こういう曲はじっくり聴いてみたいという思いもありますが、まあそれはコンサートの展開によるので仕方ない笑
クリスマスコンではセトリになかったので、今後どういう風に披露されるか楽しみな1曲です。
また時間ができたら、いろいろな曲をじっくり聴いてアウトプットしたいなと思います!
【薄暗い部屋で】自分のソロコン開催した。【Saw me tight】
御託はいいから本題を!というかたはこちらをクリックし手✋♪
世界的に流行しているウイルスは私の住む街にも大きく影響を及ぼし、全国に先駆けて緊急事態宣言が発令され、出勤以外での外出を控えるようになった。楽しみにしていた現場もいくつか中止になり、「ほぼいつも通り暮らせているのに虚無感に苛まれる」という、なんとも言えない気持ちが燻る日々。
そして、北のしがない五関担はチートタイムを買い集めながら「今年の自担の誕生日、外で集まって何かするっていうのはできないだろうな」「自分には何ができるのかな」ということをほぼ毎日考えていた。
生半可な買い方で自担柄のシールは自引きできない
自分に何ができるかなんて、「迂闊に出歩いて、巡り巡って自担にリスクを負わせるようなことをしない」だけだ。海を隔てた場所に住んでいたって、未知のウイルスは何を媒介して誰に迷惑をかけるかわからないのだ。ソーシャルでもフィジカルでも。
ちなみに、昨年のお祝いは見事な三密(「カラオケの密室」「諸々の密造」「事務所に秘密」)だったので、同様のものは控えなくてはならない。
改めて読み返しても、揃いも揃ってataokaである。
さて、自宅で1人でできることはなんだろう。時間ならたっぷりある。
でもお手紙は直前に書きたいし、ファンアートは皆さんのを眺めるのは好きだが自分で描けない…
以前よりも過剰に手を洗うようになった私は、すりすりWashのびのびWashごしごしWashにぎにぎWashねじねじWashくるくるWashしながら考えた。
3月のHappy Liveめちゃくちゃ嬉しかった…6/19も楽しみですね…!
(そういえば、最近ふみと*1が木村さんにもらったギター練習してるし、とっつ*2も宅録が捗ってる様子だったな…🤔)
(できるかどうかはともあれ、えびの曲を自分で演奏できたら楽しいよな…🤔)
よし、いっちょやってみっか!となったのは5月上旬のこと。時々しか触らないギターを手に取り、原曲を聴きながら運指を探り、iPhoneアプリのGarageBandで録音してみた。
ふみとつが頑張ってるから鴨もがんばる…いろいろできてないけど…Nice Roomってなんやねん… pic.twitter.com/mb6VPCoUz5
— 鴨井 (@kamoi51) May 10, 2020
早速耳コピを間違ってるが、やりたいことは察してほしい。
選曲はA.B.C-Zのアルバム「Going with Zephyr」から「Saw me tight」*3。恐れ多くもファンにも人気の高いこの歌に挑戦。ちなみに、コンサートでの五関さんの佇まいとか声とかがこの歌の雰囲気にすっごいマッチしていて素敵なんですよ…衣装も最高...ダンス番長のダンス以外での魅せ方も大好きです…ッ
最新が最高を更新してくるひとたちのコンサート円盤です。
翌日、隣室の咳払いが聞こえる賃貸の薄い壁を気にしながら歌ってみた。
薄暗い部屋で一生懸命音量をおさえた今日の成果。練習だから大目にみてほしいし他人の歌聴きたくない方はスルーしてくれ笑 pic.twitter.com/DOrsgEJNW6
— 鴨井 (@kamoi51) May 11, 2020
その後、改めて「6月17日までに仕上げるプロジェクトにしよう」と決意が固まり、楽器とiPhoneに向かう日々が始まった。諸々の問題があり自宅に十分なレコーディング環境を整えることはできないので、そのままGarageBandを使って制作することにした。
本来鍵盤でやってる動きを弦に落とそうとすると無茶な運指になってしまい手詰まり感。でも今回はアコギ一本でいきたい…
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月16日
なんか途中からうまくいかなくてごちゃごちゃしてきた…後日整理したものを再録するつもりだったけど整理できる自信がない… pic.twitter.com/QkYwyt8MZ4
— 鴨井 (@kamoi51) May 16, 2020
自力そーみーたい、デモのデモみたいなのはできた。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月17日
思いがけず四日間も引きこもれることになったので、ちょっとずつそーみーたい録音しなおす💪
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月22日
楽器はそれぞれ演奏方法が違うからこそ向いてるフレーズが違ってくる、というのをギター一本でいろいろやろうとして気づいた。それでもできるところまではやる。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月22日
カポ新しくしただけでだいぶストローク時のストレスが解消された〜今日の分はおわり! pic.twitter.com/BKDVDMQ0pd
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月23日
練習してて気づいたんだけど、メロディラインも全部ギターにするっていうのもアリか……お誕生日までのクエストのハードルをさらに上げることになるが…
— 鴨井 (@kamoi51) May 24, 2020
そみたい練習中、歌詞確認するのにブックレット開いたら全員の顔が良すぎて練習にならなかったの巻🤗 pic.twitter.com/xteavrfThs
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月24日
通して弾いてみたけどフレーズ追えてるのここしかなかったし後ろの神棚が映り込んだ。 pic.twitter.com/qSv1lpogez
— 鴨井 (@kamoi51) May 24, 2020
そみたい再録合宿3日目。やっぱり5人には上手さだけじゃない歌心があるんだよなあ。その5人の歌を1人で歌うには技術が足りなすぎる。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月25日
練習したくてギター触れば触るほどアイデアもわいてくるんだけど自分の首を絞めるばかりなんだよな…ここんとこ集中しすぎて指先の皮もガビガビになってきた。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月27日
アドリブソロ弾ける人たちってすごいなと痛感してる…その場で自分で考えるんでしょ…すごすぎ…
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月27日
そして音しかない状態から振付を生み出すことができる自担様も同様にすごい…と飛躍する脳みそ。
ここ最近でハンマリングオンとプリングオフという言葉をやっと覚えたし初めてまともに実践してる。指に穴開き始めたぞい。 pic.twitter.com/BjYoEzPRH3
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月28日
今日はとにかくスムーズな運指の練習。夜ご飯めんどくさいな。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年6月6日
ミックスむずいよ~がんばれおれたち。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年6月8日
これらのツイートからおわかりいただけるかと思うが、技術が追い付かないうちに余計なことをどんどん思いついてしまい、途中から完全に着地点を見失っている。
とはいえ、こんなに一つのミッションをやり続けることができるものかと、自分で自分に感心してしまった。
🦆あれ?今回って何のために「Saw me tight」を練習してたんだっけ?????
🦆そもそも、好きな人の誕生日に捧げるような歌ではない*4のにね?????
🦆もしかしてこれ…
🦆自担に捧げる…
🦆自分のソロコン?????
「Saw me tight」1人でやってみた
※スマホの方は、お手数ですが「Play on SoundCloud(SoundCloudアプリで聴く)」か「Listen in browser(アプリを使わず聴く)」か選択してください。
※iPhoneの内蔵マイクでの録音なので音質はそれなりです。ミックスは勘でやってるのでこれでいいのかすらわかってません。
素人なりにこだわったのは、1本のアコギでやり抜くこと。バッキングや原曲冒頭の印象的なリフ、シンセ音の再現のほか、途中でボディを叩いたり、ミュートした弦を鳴らすブラッシングなどのパーカッシブな奏法にもトライ。
そして、ツイートでフラグ立ててたアドリブソロにもチャレンジ。ジャズだと2コーラス目でよくやるアレ。でもまるっとアドリブ作るのはちょっと難しすぎたのでサビ前まで。このフレーズを考えて弾けるようになるまでの工程だけで2週間かかった。もっと勉強します...本当の即興演奏というものは本当にすごいのだ...(言葉にするには語彙力足りない)
ちなみに歌を入れたものはこちら。おたくの歌声が地雷の人はすっ飛ばし手✋♪soundcloud.com
5人分歌うのはだいぶ難しかった…けど、個人的に2番Aメロの出だしがモゴモゴ聴こえるやつができて楽しかった…EQ等々のいじり方知らないマンだったから、これからいろいろ知っていきたい。
そんなこんなで、1曲限りの自分ソロコンfor自担バースデーは幕を閉じたのであった。
【薄暗い部屋で】自分のソロコン開催した。【Saw me tight】
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年6月16日
鴨井容疑者は昨年「架空の自担ソロコン」を開催し、各所からあたおか認定を受けていたが、今年は懲りずに自分自身による”ステイホームソロコン”を強行。→#五関晃一誕生祭 #ABCZ pic.twitter.com/g2sN618SIs
映像までつけてノリノリである。
あらためまして…五関晃一さん。35歳のお誕生日おめでとうございます。
34歳は主演舞台*5にドラマ出演*6と、演技のお仕事の幅が広がり魅力が何億倍も増した年でしたね。コンサートでは「Saw me tight」をはじめとする良曲を表現する歌声やダンス、表情に新境地を見ることができて、私自身応援していてとても楽しく過ごすことができました!
またコンサート会場で歓声を上げながらA.B.C-Zのパフォーマンスを楽しみたいところですが、この状況が収まるまでの間しばらくは「薄暗い部屋でI love you」をA.B.C-Zに向けて呟いていこうと思います。ブログとかこうかんにっきとか配信とか、本当にありがたいです。「何年か経ってこの夜を思い出す」時にはきっと優しい気持ちになれる気がします。
これからも青く静かに燃えながら、みんなを導き、でっかい愛で包んで温める存在でいてください。
~あとがき…的な物語~
私は家族の協力もあり幼少期から複数種の楽器に触れてきたが、「練習」がとっっっても嫌いだった。でも誰かと演奏することは好きなので、音楽教室でのアンサンブルも、学生時代に所属していた楽団も、ノリと勢いでそれなりにやってきた。
ギター自体は15年以上触っており、友人と組んでいろいろ活動していた時期もあった。にも関わらず、歌の伴奏のために簡単なコードをジャンジャカ弾くこと以外は全くしてこなかった。始めたばかりの頃にドレミを順番に押さえる練習はした気がするが、細やかな作業というものが本当に苦手で「やりたくないことはやらない」という気持ちが定着してしまい、ギターでフレーズを弾くということに積極的になれなかった。
今回「Saw me tight」を一人で演奏するということを始めてすぐ、やればできるじゃん!と気付くことができ、同時にこれまで周りの力に頼り切っていたんだなあと再認識させられて落ち込み、結構反省した。これまで私がしていたことはアンサンブルやセッションではなく、みんなの作った乗り物に乗せてもらってただけなんだ。
たぶん、A.B.C-Zを好きな人たちの多くは彼らのひたむきさに強く惹かれていると思う。小中学生の頃からこれだけ芸歴を重ね、今もなお新しいものを提示し続けてくれる。我々とまったく違うステージを生きている人たちだけれども、その姿勢に見習うべきことはたくさんある。
私はいろんなことを半端な状態で勝手に終えてきたので、極めたと言えるものは何も持ってない。でも最近えびしじ見てると、何か一つでもやり直して上達させたいと思わされる。ギターも言語も、歩みは遅くともがんばる…
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月11日
このミッションを始めてから、今まで一度も読んだことがなかった教本で奏法の勉強をした。家にいる日はもちろん、仕事から帰ってきてからも毎日楽器に触るよう心掛けた。超絶上手くならなくても、過去の自分よりは絶対に上手くなろうと思ったから。
自担の誕生日をステイホームで祝いたい、というきっかけが、30越えてからの自分を思いがけない形で成長させてくれた。
五関さんありがとう!ずっとLOVE!!!
*1:自担のソロコンでMCまわして楽器まで贈呈されるTO河合郁人さん
*2:DTMにハマったようでジャニーズWeb内えびブロに新曲デモ動画をアップしてくれた戸塚祥太さん
*3:昨年のA.B.C-Z曲の中でも新境地かつ最高の歌を作ってくださった田鹿ゆういちさん、加部輝さん本当にありがとうございました…😭
*4:Saw me tight 歌詞 https://www.uta-net.com/song/271992/
*5:かけがえのないお友達(三津谷)ができた「奇子」https://stage.parco.jp/web/play/ayako/
*6:YouTubeのスピンオフ企画も楽しかった「やめるときも、すこやかなるときも」https://www.ntv.co.jp/tomoniikiru/
距離。
7月、8月と現場が続いた。道民五関担3年生、順調に遠征への躊躇いが無くなっている。
おたくをしていると、住んでいる地域と現場の距離について考えて白目剥いてることが多いんですが、何やら今シーズンはここまで席運が偏っているらしく、アイドルを近くで観賞する機会が多かったのでそれについてつらつら書く。
7月の「奇子」は紀伊国屋ホールの2列目で、近すぎてちょっとよくわからないですって感じで…まあ内容に飲まれてビジュアルを堪能するどころではなかったんだが(自分の意思でスタオベできないレベルで憔悴してた)。あれは仁朗さんとして見ていたということなのかな。カーテンコールでも緊張を崩さない座長の顔でそこにいたから、こちらも最後まで緊張しっぱなしだったな。
本当にこの作品は私にとって宝物になった。劇場の雰囲気も含めて最高で、心から「行ってよかった」と思わせてくれた。五関さん、導いてくれてありがとう。
翌月、A.B.C-Z Going with Zephyrツアーの仙台公演では、1階下手の通路やお立ち台付近の席。肉眼で細かいところまで見えてしまうほどの近さを、生身のアイドルが駆け抜けていく。そこを通った全員に沸いたけど、後半でとっつーが来たときは「ンガワイイイイッッッ!!!」ってけっこうでかい声が出てしまった…
ただ、前半で五関さんがお立ち台に来たときは、紀伊国屋とほぼ同じくらいの距離なのに全く違う緊張が走って、買ってすぐ着たZephyrシャツの中で汗が流れるのを感じていた。たぶん口も開いてたし、ペンラを持つ右手はほぼ意思と関係なく動いてた。左手に持っていた、一緒に入った子が作ってくれた「ごっち」うちわは"胸の高さ"の上限と思しき位置まで上げていたと思う。
どうか顔は見ないでくれ、でも文字は見てくれ。
彼の視界の中で「"自分のファン"という景色」になっていればいいなという一心だった。
五関さんはおそらく私の前の席の子にファンサした(彼女が跳ねて喜んでいたので)。視線は交わらなかったけど、その二人の延長線上にいた私は、真正面から見たその顔がダラダラ汗を流しているのを見て、失神するかと思った。この人が生きているという実感が、自分の腋からさらに汗を噴出させた。人の汗見て我が汗かいて。もうびしょびしょぐしょぐしょですわ。
私が彼らのコンサートならではの「近さ」っていうものを初めて実感したのは、去年のLBT札幌公演。ステージや通路から近いわけでもない席で観ていて、そのときは物理的なことよりも心理的な意味で近さを感じることができた。5人それぞれのキャラクターでファンを愛してくれているのがわかるコンサートだったから。
それは私みたいな人間にとって、ものすごく心地良い距離感だった。基本的に近寄りすぎて我を忘れてしまうことに怖さを感じているから、遭遇したいとも思わないし触れるなんてもってのほかなのである。
でも、1月のLBT横アリでスタンド席の我々に、トロッコからふみとが笑顔で視線をくれ(た気がし)てから、そういうことに喜びを感じる楽しみ方もあるんだなと理解し始めた。だって普通に浮かれちゃうよね、あんなん。
※ちなみに、「奇子」のスケジュールに合わせて観てきた「SHOW BOY」でもとんでもない席を引いたんだが、容赦なく観客と目を合わせてくる辰巳雄大さんには震えた。あのひとすごい。ショウの最中、本当に余すことなく目線をくれる。彼らは子供のころからずっとそういう生き方をしているんだって、あの一回で思い知らされた。
10月はジャニーズ伝説。この記事を投稿する前日にチケットが届いて、やっぱり今年で物理的距離に関する運を使い切ったと確信した。そういうことならば、今までみたいに極端に怖がりすぎずに、目の前にいてくれるアイドルと彼らが見せてくれるものを楽しんでこようと思う。
それが終わって帰ってきたら、いま満喫している人生の休暇の、その後について動き出そう。楽しいことを素直に楽しいと言えるうちに。自宅から東京までの約1,000kmを愛おしいと思えるうちに。
【ネタバレ有り】舞台「奇子」メモ
一回だけの観劇から書きためたメモなのでぐちゃぐちゃしてるのと、口調がとっ散らかってます。また、内容について触れてるのでご注意を🙇♂️
・原作
「原作がある場合、作品の受け取り手に選択肢が与えられる」ということを今回知った。原作を読んでから舞台を観るも良し、読まずに舞台だけを楽しむも良し、舞台後に原作を読むも良し。
私はもともと小説も漫画もそれほど読まない人間なのでどうしようか迷ったんですが、結局すべて読んでから観劇しました。
個人的には読んでおいてよかったです。けっこうなテンポで展開していくので、あらかじめ内容を把握してなかったらついていけなかった部分もあったかも。とはいえ、私の周りではわりと未読でも理解できたという方が多かったので、もちろん人それぞれですね。
・進行
原作終盤のシーンを舞台では頭に持ってきて、そこから窖と回想を行ったり来たりする構成でした。
回想となると、登場人物たちのモノローグが入ってくる。私はいわゆる「説明ゼリフ」が苦手で(えび座でも時々あるけど)、急に作品の外に出されてしまう感覚があるんですが、今回の場合は不思議なことに、それがかえって漫画的ですんなり頭に入ってきました。四角い枠に書いてあるやつみたいな。キャストに無い人物についてとか、時代の動きとか、かなりの部分を仁朗のモノローグが担っていたが無理ない範囲だったと思う。
モノローグとダイアローグは割とハッキリ分かれてましたが、窖と回想の境目はハッキリ寄りの曖昧(?)って感じでした。窖シーンに戻るたびみんなが徐々に弱っていって、そこでの時間経過を感じた。
・アレコレの描写
原作自体が「センセーショナル」とかいう言葉で、エロや少女監禁等に焦点を当てた紹介をされがちな作品だったので、多方面から舞台化を心配されてたようです。
実際、舞台でもセックスの描写はありました。ただ、それらは基本コンテンポラリーダンスで表現されていて、他のキャストのセリフと重なることで臨場感も持たせていたと思います。
監禁については、セットが土蔵の下に見えるようにキャストが立ち回り、照明が照らされるので、わりと想像しやすかったです。特に、奇子が動き回る様子は本当に狭い範囲だったのでわかりやすい。
正直、描写自体にウッとなったりすることはなかったです。ただ、それらの行為よりももっと気持ち悪いものが、ストーリーの進行とともに透けて見えてくるのがつらい。
観劇前に見たゲネの写真でセットに釘付けになったんだけど、その時は工藤哲巳(ルーツが青森の現代美術家)の作品を思い出した。
— 鴨井 (@kamoi51) 2019年7月24日
でも、実際に前方列から見上げてみるとゴツゴツの岩がそびえ立っていて、想像してた生々しさとは違って見えて、「ああ、これから自分も生き埋めにされるんだ」って感じた。
奇子を間に置いた、天外家の人間と下田の対比が衣装や顔つきに表われてた。でも話が進行するにつれて、それぞれの欲や保身やいろいろが混ざり合っていくのも目に見えてオエエ…ってなる。
— 鴨井 (@kamoi51) 2019年7月26日
漫画を読み返す気力が出たので、また少し考えてた。やっぱり仁朗のお涼殺しは一生頭にこびりついて離れないかもしれない。二人の動作ひとつひとつが、ある意味原作よりも残酷に思えるほどに象徴的で、なのに美しさも感じて…なかやしきさんの言う「共犯関係」に自分もなったような気がしたシーン。
— 鴨井 (@kamoi51) 2019年7月25日
もうみんなも言ってるだろうけど、奇子が肢体をしなやかに動かすたびに手塚漫画のような曲線を描くのがたまらなく甘美で…そして駒井蓮さんの、初めての舞台作品だからこそ出せたのかもしれない奇子の存在感。
— 鴨井 (@kamoi51) 2019年7月26日
・アッチョンブリケ
これについては賛否両論でしたね。手塚先生の作品とはいえ、奇子とは別の漫画のキャラクターのセリフを挟むことに意味は???となるのは無理もなかったと思います。
場面としては、山崎医師が奇子に襲いかかろうとして、伺朗に阻止されたところ。おそらく驚きを表す言葉として使われてました。
私の入った回では、実はそんなに違和感はなかった…というか会場がそこそこウケてたからかな。
その状況的に、笑いを入れるところではないのでは???という意見はもっともだと思う。が、私としてはどこまでも軽薄で下衆で本件を微塵も悪く思っていない山崎医師らしいシーン、と解釈してます。
ウーンでも難しいな。稽古してるとその場の勢いで演出が決まっていくこともあるだろうし。
・五関さん
結局「綺麗な顔だ…」(2列目での観劇)みたいなことを考えてたのは本当に最初だけで、まじで萌えもクソもない状態で見入ってました。というか、そういう気持ちになれないくらいの圧迫感がすごかった…
余裕がなさすぎて…劇中に何があったかも理解してるんだけど、そこに何か言葉を添えることができない…
— 鴨井 (@kamoi51) 2019年7月24日
とにかく初主演作品がこの舞台だったこと、本当に良かったと思う。演出家に「ごせきくんありきの」と言ってもらってるのは鴨も嬉しいです。
・故郷
この作品の舞台は青森県の架空の市、ムラ。出身県だからこそ謎の角度から感情移入してしまって大変に疲れた。
故郷って愛しくて怖い場所だ。鴨はたまに「青森は大好きだけど永住はできない」と言うんだけど、それは青森だからじゃなく故郷だからだ。
— 鴨井 (@kamoi51) 2019年7月24日
だから、彼らと一緒に閉じ込められて信じられないくらい息が苦しくなった。自分も家族との時間の中で、ヒロイズムに酔ったことはなかっただろうか。今も。
※追記するかも。
架空の自担ソロコンを開催しました。
それは、私が近隣のえび担さんが集まる五関さんのお誕生日オフに参加できないとわかったところから始まりました。仲良くさせていただいている五関担ちゃんから、別の日にお祝いしようと誘ってもらったんです。
良かった!今年もお祝いできる!!と安心し、どこかで飲み食いしつつ鑑賞会って感じかな~と思っていたのですが…
☆☆☆以下、すべて架空のイベントレポです☆☆☆
ついにやってきた6月17日*1、五関晃一大先生の誕生日。
しかも、彼自身はじめてのソロコンサートの日でもあります…😭ついにここまできたね😭チケット*2が手元に届いてから、ずっと震えていたよ…
一昨年からの新参者なのに、こんな特別な公演で最前くると思わないじゃないですか…拙者まだ死にたくないでござる…
それに「なにがほしい?」って聴いてくるスタイル…まさに"五関様"が過ぎる…言ったところで本当にくれるのかいまいち信用ならないところもいいよね…
緊張の面持ちで会場入り。聴きなれた五関ソロやA.B.C-Zの曲などが流れていて、いよいよって感じでワクみが止まんねえ。
アッ!グッズ売り場!!!
ソロコンらしいグッズたち*3に我等感涙。私、ミニうちわ初めて持つよ…!これで我々もアクスタ遊びし放題だね…!
※右側のブツについては後程触れます。
完全に浮足立ってますが、本番はこれからです。実際に席について卒倒しかけてたらもう開演時間です。逝ってきます。
※以下、おぼろげな記憶をもとに書いているセトリ*4についての内容です。ネタバレなのでNGの方は自衛を…
あのね、しょっぱなからSLTソロ*5の衣装演出パフォーマンス完全再現から始まったら泣くじゃん。もう二人でその場に崩れ落ちました…我々だけじゃなく会場中たいへんなことになってたけど…
で!暗転したあとワンモアキスへの繋ぎVTR?で超絶技巧ダンスとかグッズ用の撮影してるごせきさん出てきてふぁーーーーーってなってたら、そこにチケットと同じ手書き文字のタイトルが重なって、JOYの時みたいなメガネ関様が笑顔で「なにがほしい?」って聞いてきたんだよ!!!もーーーーー!!!(怒)全部ください!!!!!!!!
明るい照明の下で見る青スーツごせきさんのワンモアキス、たまんなかった。
からの!まさかのトシちゃんカバーに鴨井大歓喜!!!本家に寄せた振付がかわいい!!!!!この曲スペトラっぽいからえびちゃんにずっとやってほしかったんだよ~泣
というか、全体的にカバーの選曲が面白すぎました。やりそうだな~と思っていたKinKiや光一さんの曲(「Addicted」がえっちすぎて意味わからんかった)は随所にあったんですが、「僕らがお世話になっている方*6の曲です」と言ってノーナの「夢の恋人」を歌いだした時はさすがに変な声出たわ。
確かに以前から私は五関さんボイスとノーナ曲の相性の良さを訴え続けてきたが、このカバーは異例すぎないか?心の底からありがとうと言いたい(もしやこの男、「なにがほしい?」と聞いておきながら私の脳内を事前に読んでいたな…???)
途中、転換の時に流れていたプラベ風の映像は、えびメンバーも出てきたりしてわちゃわちゃしてたwごせきさんのことイジりながらも、みんな大好きなんだな~って思ってほっこり。
映像後はカジュアルダウンした衣装で再登場。「Fantastic Ride」と「今日もグッジョブ!!」は順番逆だったかも?*7
前半の個人的な見どころは「朗読コーナー」でした。ゆったりとトニセンの「会って話を」を聴かせてくれた後、おもむろにステージ中央の椅子に移動。そこに置かれた本を手に取り腰かけると「雪が降る」のイントロが鳴り、そこは静かな冬の夜に…本を片手に詞を読む五関さんの、甘く落ち着いた声を堪能できる贅沢な時間でした。
以前なにかの雑誌で、小さな店舗などで行われるお芝居の公演等を見て演出の研究をしていると言っていたので、得意なダンス以外の要素で見せるパートを作ってみたかったのかなあ、とぼんやり思いました。
そこから「街角」でメロウなパートを締め、カバー曲「愛、テキサス」(山下智久)!間奏のセリフを言う五関さんを拝みたかったんだよ〜〜一連の芝居っぽいパフォでもう骨抜きです。
MCでは、一人というのもあって観客を煽りなれてない感じがかわいかったです。あと、今回の振付にはふぉ~ゆ~福ちゃんが絡んでくれたと言ってました。あんまり詳しく言ってなかったけど、たぶん後半の「Wait for you」(V6)のダンスかな…と思います。二人のいいところが出ているように見えた。振付師同士のエピありがてえ。
そうそう!まだまだあるよ、まさかのカバーシリーズ。嵐の「TWO TO TANGO」!!!いわゆるヤバヤバのヤバってやつです!!!!!本人の表情から醸し出されるBlack SugarのMVみたいな妖しげな雰囲気が曲にマッチしてて、間奏からは桂馬さん*8が踊ってたみたいなコンテンポラリーダンスの要素が濃いめに入ってて、なんかもうタンゴとは???って感じですがとにもかくにも最の高。
後半はどんだけ踊るのってくらい踊ってくれました。あまりの熱演に歌声もだんだんブレてきますが、一切ダンスに妥協がなくて本当にカッコよすぎてもうどうしたらいいのかわからない。「Break out」*9まで、すごい勢いで駆け抜けていきます。自分ってあんなにきゃあきゃあ騒げるんだな。そしてバックのジュニアのみんなのスタミナにも感服です。みんなありがとう。
あと、↑のメモには書いてないのですが「WHITE」(KAT-TUN)の前に「STRIPE BLUE」(少年隊)も歌ってました。いつぞやの少クラみたいなメドレー。ざえびも挟んで爽やかにクライマックスへ。ああ~終わらないで~!!!
本編ラストは「Mr.Dream」。選曲自体は予想通りだったんですが、その前に過去映像などから彼自身の歴史を追うようなVTRが流れて、エモが高まり切ったところで曲が始まったのでまた号泣。
"It's never too late let's go"
叶うこと信じたら どこへでもいけるMy dream
私は途中からではあるけれど、その足跡を一緒に見させてもらえて嬉しいありがとうという気持ちでいっぱいに。この人の生き様が好きだ~~~😭
アウトロで羽を散らしながらミスドリ様がステージを去っても、会場の熱狂は高まるばかりです。ソロコンではありますが、アンコールでおなじみの「A.B.C-Z!👏👏👏👏」コールが沸き起こり、個人的にはちょっと胸アツ。
そして満を持して出てきた五関さん、な、な、なんと塚ちゃん連れて出てきた!!!!!!!!!つかごの「Summer上々!!」だなんて!楽しいのに心臓に悪いよ!
お誕生日公演だからスケジュール空けてたんだね;;つかちゃんありがとう;;女子ドルみが強いコーナーでした…超絶かわいいTSUKAGO…
そして最後の最後に「Shake it! Like it!」で客席降臨。私たちの前も通ってくれて多幸感の極みです。いいにおいした。(これ、別公演で見学に来たはしちゃんと一緒に歌ったと聞いてズオオオオオって声出ました…いつかえびコンでも頼むね…)
曲が終わり、いつにも増して客席を愛おしそうに見つめて「バイバイまたね」ってしてた自担様に、鴨井はまた信仰心を深くするのであった。
銀テ*10もとれました。
あ~~~終わってしまった。でも、私が「ほしい」ものをたくさん与えてくれて、信じられないくらい満たされた。
33歳の誕生日動画で自分のソロコンやりたいって言ってくれて、そこから私もファミクラに要望ハガキ出したり、円盤が出たら買ったり、えび座やコンサートに行ったりしました。もちろん、彼のことを好きなたくさんの人達が、それぞれできる範囲で一生懸命サポートしてきたんだと思います。
そして34歳の誕生日、ひとつ夢を叶えた五関さんは輝いてました。
本当におめでとう。絶対またやろうね!!!!!
あ、ちなみに先ほどのグッズ写真の右側に写ってたのDVDケースなんですが…
最高の時間が円盤に残りました!ありがとう!!!!!*11*12*13
※上記コンサート内容はすべて架空ですが、五関晃一さんを応援する気持ちは紛れもない事実です。
※誠に恐れ入りますが、本記事に登場する関連グッズの量産は承っておりません。何卒ご了承ください。
【追記】メイキングブログをみったん。が書いてくれました。
【ネタバレ有り】ぼくらのショウタイム キャラ別所感
2019年4月12日、全国のイオンシネマ13館でA.B.C-Z主演の「ぼくらのショウタイム」が公開されました。メ~テレ制作で、4月5日に東海地区にて放送された特別ドラマです。各映画館では1週間の限定公開ですが、より多くのファンに見せたいというその心意気に惚れました。本当にありがとうございます。
ちなみにコンサートや舞台で多ステしない鴨井、なんと既に3回鑑賞しており、この後もまだ見に行くつもりでいます…1回の金額が手頃だとこんなことになるのね…と少し恐ろしさも感じますが、それほどまでに魅力が詰まった作品なんです。
今回は、5人が演じたキャラクターについての感想やらストーリーから感じ取ったことを書き留めてます。大いにネタバレや個人の解釈が含まれます。
作品情報だけ知りたい方は、こちらの公式サイトをご覧ください~。
居場所を見出す赤木(橋本)
新人AD。生放送で突然の乱入者をすぐに止められず、カメラマンの小紫から怒鳴られるところからストーリーが始まる。もうこの時点で彼は「あ、向いてないわ俺…やめようかな」ってなっちゃってる。でも、そのあとまた乱入者の黄原を見つけて叱ることができたね。先輩にひねり揚げ頼まれて買ってきたのがトルティーヤチップスだったのは笑ったけどね。けっこうテキトーなとこもあるのね。そんな赤木くん。
序盤の彼はみんなに流されてる人として描かれている。青島の提案でカンペのスケッチブック取りに行って書き換えようとしちゃうし、それを小紫に怒られた後はやっぱり無理だよのムードになっちゃうし、黄原に手を貸すと決めたのは小紫もやるって言ったからだし。ただ、その後スタジオでの作戦会議でみんなが行き詰った時、ひまわりの造花を使う提案をしたところから、赤木も自主的に行動したり4人を鼓舞したりと徐々に変化していく。
仕事を辞めようと思っていた彼はきっと失うものがなかったからこそ、ピンチの時でも「あと2分19秒もある」と言えたし、最後は青島の言葉やみんなの力を信じてCMまでの時間を引っ張れたんだと思う。昔、引きこもりの自分が外に出るきっかけをくれたテレビというものが、今誰かの役に立つのならば。
監督に指示された*1という、前髪をニットキャップに入れたスタイルは大正解だったと思う。たしかに顔立ちは男前なんだけどアイドル感がかなり消えて、声を張らないリアルな声の演技とも上手くマッチして、仕事優先の生活を感じるやや疲れた雰囲気が出てた。
そして自分とはまるで違う熱さを持った4人に触発されて、最終的に自分が引っ張っていくのだという意識が芽生える様は、A.B.C-Zを見てきた人にはグッとくるものがあったんじゃないかしら…
夢追い人桃井(戸塚)
局内の食堂でバイトしながら脚本家を目指しているロン毛くん。やっぱりこの人の演技は場数を感じた…榊監督や津田寛治さんとの嬉しそうなやりとり→自分の書いたものをぞんざいに扱われて呆然、という落差のある芝居は、仰々しくなりすぎず繊細さもあった(食堂での仕事中にも関わらず、背中に自作のシナリオを忍ばせて歩いてる姿は序盤の大きなツッコミどころなんだけど、あれは局内にいる間どんなチャンスも逃したくない気持ちの表れだと解釈。)
あと、ここの解釈はマジで分かれるところだなって思ったんだけども、桃井くんは穏やかそうな顔して、気持ちが昂ると少々乱暴な動作になる傾向があるようで、調理中もそういった場面が出てくる。でも、黄原にソースをダメにされたときは表情が少しイラッとしたものの、冷静に作り直すと言った。あれは桃井くんなりのゾーンに入ってる感じがした。たぶん私だったら作り直す時間が惜しくて、卵がついた部分だけ掬って素知らぬ顔をしてオムにかけてしまうよ…えらいね…
クライマックスで、画面越しに父へ猛アピールするところもよかった。何が何だかわからないくらい飛び跳ねて、バンダナを振って、叫んで。カッコ悪さの滲む動作でエモのピークを持ってくるのが上手すぎる。間違いなく金田さん演じる桃父の、テレビの前での表情と化学反応が起きていた。
あとはもうマシュマロぽよぽよ感満載のダウンジャケットonオーバーオールon白ロンTの桃井くんがひたすらに可愛いのなんのって!どんくさそう!可愛い!
(ちょう余談)そういやバンダナのレインボー…なんでレインボー???正直ペイズリーとか定番の柄だったり、単色でもストーリーには影響ないのでは???と思ったのですが、やっぱ高いところで虹がかかるようなイメージがあったのか…メンカラ推しのグループであることが関係しているのか…LBTロゴはレインボーだったし…でもメンカラは7色じゃない…
不器用で熱い小紫(河合)
後輩への指導でキレ散らかして裏で後悔する系カメラマン。こんな性格だけど、映像を撮ることが本当に好きでこの世界に入ったし、仕事への真面目さはこれまでも上司に評価されていた、って感じの人と思われる(デルサタのプチジャック決行時、メインのカメラを担うことをチーフに許可してもらったと発言してたので)
はじめは番組を壊されまいと、赤木を怒鳴りつけて黄原の要請を拒むが、桃井の父の話を聞き、過去に自分が父親を亡くした経験を思い起こし、協力したいという気持ちが芽生える。そして作戦を立てる際には、4人の意見を聞きながらどんどん本番のイメージを膨らませていく。
そう、この作戦会議での小紫が私がこの作品で一番好きなところ!ワンカットでA.B.C-Zの芝居を見せるという粋な作りであるだけでなく、そこまで笑顔を見せなかった小紫のポジティブでアクティブでパーソナルな魅力が存分に出てるシーン。カメラワークのイメージを身振り手振りで伝えていく姿が仕事人。そして、河合郁人が元来持ってるやや強引めなリーダーシップを感じさせる。極端かもしれないけど、ここに「芸能人 河合郁人」の才能が凝縮されていると私は感じた…かっこいい…
どうしても語気が強かったりモノに当たりやすいキャラだけど、働き詰めの赤木への接し方なども含め、ストーリー進行に伴う心情変化が丁寧に演じられていた。あと、あんなに作戦会議でかっこよく見えた小紫さん、本番でもかっこよくカメラを操作したと思ったら、ひまわり大写しの画がクソダサで実際のテレビで放送されることを想像したらめちゃめちゃ笑えた。そして写ってる時間すべてにおいて顔が天才的だ。造形も表情も。
これまでの作品で見せてきたものとは何かが違う。明確に何がとは言えないけど、「ああ、テレビの人だ…俳優さんだ…」って思えて、個人的MVPだった。
いつでもブレない青島(五関)
警備員として、おそらく毎日代わり映えのない業務をこなしていた中、生放送中に乱入しようとする黄原を目撃。持ち前の強い正義感から体が動いてそれを取り押さえる。その後、事情を知って「困ってる人を助けたい」精神が疼き、突然この物語の核となるデルサタのプチジャックを提案。「濱口さんに言わせてしまえばいいんです」
大人しそうに見えて、最初から最後まで積極性を失わない。そして小学生レベルのイタズラ心も持ち合わせているらしく、小道具探しの最中に小紫に物を投げたり、濱口さんを足止めする際は何度もエレベーターのボタンを押したり…しかも勝負の2分19秒に差し掛かる直前のピンチでは、大胆な作戦を自ら指示して結果的に成功に導く。
青島は、今作中で特に奇怪な男として話題になりましたが、実はこの5人のドタバタ劇自体、発起人も最後に指示を出すのも青島だったんですよね。気付いたとき鳥肌が。
五関さんは最年長だけど、普段は自分からリーダーシップを取らないイメージ。そして、よく周りに言われてきた「キーマン五関」「何かしてくれそう」という言葉。本人はそれに対して「8割方打ち返さないっすけどね」*2と言い放ったこともある。でもそれは「媒体を通して私たちが外面的に見ている五関様」で、本当のことは誰も知らない。※これは、ラストで赤木が言う「僕たちがこんなに頑張ったこと、誰も知らないんでしょうね」というセリフにも通ずる部分。
劇場がドッカンドッカンうけてた青島というキャラクターは、全部ジャストミートで打ち返してた。なんなら満塁ホームラン。私たちは無意識に、この2割の確率で見せてくれる大きな衝撃が彼から放たれるのを待っているのかもしれないな、と。
青島は最初、自分のことを「しがない警備員」と言う。そして最後になぜ協力してくれたのか黄原に問われて答えたのは「私、青島の夢は、ヒーローになることですから」
すべてのはじまり黄原(塚田)
お世話になった喫茶店のおばちゃんへの恩返しのために、今できることを全力でやる!と、少ない手がかりで人探しをしているフリーター。生放送に映り込もうとする強行派な一面もあるが、実はその前にSNSだとかできることはやってきてる冷静さも持ち合わせている(たぶんそれも上手ではないんだろうな。)
4人の協力を得て作戦を立てたり準備するまでの過程では、なかなか役に立たない。忍び込んだ局内でわざわざ大声を出したり、Tシャツにメッセージを書く案はボツ、オムライスを作る場面では卵割り失敗。これといった決定打はなかなか出ない。
ただ、楽屋にオムライスを運ぶ場面でのアクロバットシーン(通称オムロ)はまさに、このドラマを象徴するシーンの一つ。メンバー同士で考案したというあれ、現実じゃ絶対ありえないんだけど…なんかこう、極端な例えだけど…海外のアクション映画みたいな良さがあったんだ…私の中では…!爆発に巻き込まれて吹っ飛んでく人たちのスローモーション的な…!あれを大画面で見せてくれて本当にありがとう(泣)
監督からの指導がかなり濃かったようで、これまでの芝居との差が最も出た人だったんじゃないかと思う。彼のシーンで6時間かかったというのは…本当にすごいなって。監督をはじめ、制作陣の熱意がエピソードからも伝わってきた。「塚ちゃん」の要素を消しながら、かなり本人に似通った「黄原」を演じるのは相当難しいよ。
彼のバラエティでの活躍がないと、デルサタとの縁も、このドラマも始まらなかったのよね。そこに思いを馳せずにはいられなかった。
短時間のドラマに、ここまでA.B.C-Zらしい要素を盛り込んでくれているのすごすぎませんか…
かつてBIRDMANや8UPPERSを羨むブログ*3を書いたことがありましたが、「えびにはショウタイムがある!」って胸を張って言える作品ですよ。
劇場公開最終日は4月18日。観れるうちにたくさん楽しんで、またいろいろ考え込んでみたいな。そして諸々の理由で劇場へ足を運ぶのも難しかったファンのためにも、ぜひ再放送や円盤化、配信などが実現したらいいなと思っとります。
改めて、濱兄ィ!榊監督!制作チームのすべての皆様!A.B.C-Zに最高のドラマを与えてくれて本当にありがとうございます~!!!