愛だの光だの生だの死だの。
歴の浅い五関担が他のメンバーについて、個人の感情に勝手に重ねて重めに語っています。お読みになる場合はそれを踏まえていただけるとお互い精神的に助かると思うので幸いです。
年末にテンション低めの記事上げたばかりですが、忘れないうちにどうしても書き留めておきたかった。
2018年12月の初めに、戸塚祥太によるエッセイ「ジョーダンバットが鳴っている 2」を読むために雑誌「ダ・ヴィンチ」を買いました。
アイドルが掲載される雑誌とは厄介なもので、毎月繰り出される写真・文字の情報が多すぎるし、正直すべてを揃える金銭的余裕もない。最終的にたくさんの紙を処分する手間がかかるのも嫌なので、関連書籍は自分が本当に必要と思うものだけを厳選するようにしており、例によって「ダ・ヴィンチ」も毎号購入しているわけではなかったんですが、今回は書店でサッと内容を確認しただけで「手元に残したい」と思ったんです。
内容は、彼自身が体験した生と死に関するエピソードを交えつつ、ブコウスキーの「死をポケットに入れて」*1を紹介するというものでした。とっつーが自分を語る時って本当に赤裸々で「こんなことまで教えてくれるの?」とハラハラしますが、ダサすぎて誰にも言ってないということを書いてくれた貴重なエッセイ。結論、買ってよかったです。
その2日後、私はとんでもなく重大な失くし物をしました。喪失感は計り知れなく、この時心に空いた穴はきっと一生ふさがらないと確信。
それでしばらく憔悴していたんですが、それでも生活はしなくてはならない。半ば無理やりではあるけれど前を向き、なんとか健康に年を越しました。
2019年1月8日、横浜アリーナでのA.B.C-Zのコンサートが現場始め。五関担2人で連れ立ってLOVE BATTLE TOUR決勝戦に挑んできました。えび座以来の自担、6月以来のコンサート、テンション上がりまくってフゥー!!!と何度叫んだことか。
あと、個人的にアリーナクラスでA.B.C-Zを観るのは初めてだったからペンライト遊びは壮観だった…ホールでの感動とはまた違ったものを味わえて大満足でした。
そしてこのコンサートで新たに気づいたのは、ミュージシャンとしての戸塚祥太が好きすぎるということです。
自分の思いを無我夢中で叫び続け、死ぬほど生きるのが下手くそな男なんだけど「オーディエンスに伝えたい」という気持ちが歌から踊りから演奏から迸っていて、「ああこの人、死ぬまでにやりたいことやりきりたいんだろうな」というその勢いを目の当たりにし、なんだか鼻の奥が痛くなった。
そして、彼が歌詞を書き、ギターを持ち、5人で歌ったその歌詞が、今の自分の心にどストレートに刺さって。
また「違う人生を歩んでいたなら」
くだらない考えは捨てたよ
きみ あし なく せば ぼくがあしになるよ
過去と未来にはもう戻らない
命よ爆ぜろ一度の夢に
僕の心は君の形
そう、生きてこそだよ。
今を生きてこそだよなあ。
A.B.C-Zを形容する際にファンがよく使う「やさしい」「多幸感」などの言葉は、こうして直に触れた時に説得力がありすぎてやばいよ。ただただ楽しもうと思って行ったのに、結局とっつーの底無しのLOVEに泣かされた。
家に帰ってから先月のジョーダンバットを読み返して、また少しだけ泣きました。
もちろん全員が愛しい存在ですが、今はただA.B.C-Zが戸塚祥太を失くさずにここまで来たことに、心からありがとうを言いたいです。
※「光」が収録されたシングル表題曲「JOYしたいキモチ」も、コンサートでの破壊力がすごかった。ずっとみんなでJOYしていたい。ずっとずっとこの幸せが続きますように。