【薄暗い部屋で】自分のソロコン開催した。【Saw me tight】
御託はいいから本題を!というかたはこちらをクリックし手✋♪
世界的に流行しているウイルスは私の住む街にも大きく影響を及ぼし、全国に先駆けて緊急事態宣言が発令され、出勤以外での外出を控えるようになった。楽しみにしていた現場もいくつか中止になり、「ほぼいつも通り暮らせているのに虚無感に苛まれる」という、なんとも言えない気持ちが燻る日々。
そして、北のしがない五関担はチートタイムを買い集めながら「今年の自担の誕生日、外で集まって何かするっていうのはできないだろうな」「自分には何ができるのかな」ということをほぼ毎日考えていた。
生半可な買い方で自担柄のシールは自引きできない
自分に何ができるかなんて、「迂闊に出歩いて、巡り巡って自担にリスクを負わせるようなことをしない」だけだ。海を隔てた場所に住んでいたって、未知のウイルスは何を媒介して誰に迷惑をかけるかわからないのだ。ソーシャルでもフィジカルでも。
ちなみに、昨年のお祝いは見事な三密(「カラオケの密室」「諸々の密造」「事務所に秘密」)だったので、同様のものは控えなくてはならない。
改めて読み返しても、揃いも揃ってataokaである。
さて、自宅で1人でできることはなんだろう。時間ならたっぷりある。
でもお手紙は直前に書きたいし、ファンアートは皆さんのを眺めるのは好きだが自分で描けない…
以前よりも過剰に手を洗うようになった私は、すりすりWashのびのびWashごしごしWashにぎにぎWashねじねじWashくるくるWashしながら考えた。
3月のHappy Liveめちゃくちゃ嬉しかった…6/19も楽しみですね…!
(そういえば、最近ふみと*1が木村さんにもらったギター練習してるし、とっつ*2も宅録が捗ってる様子だったな…🤔)
(できるかどうかはともあれ、えびの曲を自分で演奏できたら楽しいよな…🤔)
よし、いっちょやってみっか!となったのは5月上旬のこと。時々しか触らないギターを手に取り、原曲を聴きながら運指を探り、iPhoneアプリのGarageBandで録音してみた。
ふみとつが頑張ってるから鴨もがんばる…いろいろできてないけど…Nice Roomってなんやねん… pic.twitter.com/mb6VPCoUz5
— 鴨井 (@kamoi51) May 10, 2020
早速耳コピを間違ってるが、やりたいことは察してほしい。
選曲はA.B.C-Zのアルバム「Going with Zephyr」から「Saw me tight」*3。恐れ多くもファンにも人気の高いこの歌に挑戦。ちなみに、コンサートでの五関さんの佇まいとか声とかがこの歌の雰囲気にすっごいマッチしていて素敵なんですよ…衣装も最高...ダンス番長のダンス以外での魅せ方も大好きです…ッ
最新が最高を更新してくるひとたちのコンサート円盤です。
翌日、隣室の咳払いが聞こえる賃貸の薄い壁を気にしながら歌ってみた。
薄暗い部屋で一生懸命音量をおさえた今日の成果。練習だから大目にみてほしいし他人の歌聴きたくない方はスルーしてくれ笑 pic.twitter.com/DOrsgEJNW6
— 鴨井 (@kamoi51) May 11, 2020
その後、改めて「6月17日までに仕上げるプロジェクトにしよう」と決意が固まり、楽器とiPhoneに向かう日々が始まった。諸々の問題があり自宅に十分なレコーディング環境を整えることはできないので、そのままGarageBandを使って制作することにした。
本来鍵盤でやってる動きを弦に落とそうとすると無茶な運指になってしまい手詰まり感。でも今回はアコギ一本でいきたい…
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月16日
なんか途中からうまくいかなくてごちゃごちゃしてきた…後日整理したものを再録するつもりだったけど整理できる自信がない… pic.twitter.com/QkYwyt8MZ4
— 鴨井 (@kamoi51) May 16, 2020
自力そーみーたい、デモのデモみたいなのはできた。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月17日
思いがけず四日間も引きこもれることになったので、ちょっとずつそーみーたい録音しなおす💪
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月22日
楽器はそれぞれ演奏方法が違うからこそ向いてるフレーズが違ってくる、というのをギター一本でいろいろやろうとして気づいた。それでもできるところまではやる。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月22日
カポ新しくしただけでだいぶストローク時のストレスが解消された〜今日の分はおわり! pic.twitter.com/BKDVDMQ0pd
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月23日
練習してて気づいたんだけど、メロディラインも全部ギターにするっていうのもアリか……お誕生日までのクエストのハードルをさらに上げることになるが…
— 鴨井 (@kamoi51) May 24, 2020
そみたい練習中、歌詞確認するのにブックレット開いたら全員の顔が良すぎて練習にならなかったの巻🤗 pic.twitter.com/xteavrfThs
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月24日
通して弾いてみたけどフレーズ追えてるのここしかなかったし後ろの神棚が映り込んだ。 pic.twitter.com/qSv1lpogez
— 鴨井 (@kamoi51) May 24, 2020
そみたい再録合宿3日目。やっぱり5人には上手さだけじゃない歌心があるんだよなあ。その5人の歌を1人で歌うには技術が足りなすぎる。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月25日
練習したくてギター触れば触るほどアイデアもわいてくるんだけど自分の首を絞めるばかりなんだよな…ここんとこ集中しすぎて指先の皮もガビガビになってきた。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月27日
アドリブソロ弾ける人たちってすごいなと痛感してる…その場で自分で考えるんでしょ…すごすぎ…
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月27日
そして音しかない状態から振付を生み出すことができる自担様も同様にすごい…と飛躍する脳みそ。
ここ最近でハンマリングオンとプリングオフという言葉をやっと覚えたし初めてまともに実践してる。指に穴開き始めたぞい。 pic.twitter.com/BjYoEzPRH3
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月28日
今日はとにかくスムーズな運指の練習。夜ご飯めんどくさいな。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年6月6日
ミックスむずいよ~がんばれおれたち。
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年6月8日
これらのツイートからおわかりいただけるかと思うが、技術が追い付かないうちに余計なことをどんどん思いついてしまい、途中から完全に着地点を見失っている。
とはいえ、こんなに一つのミッションをやり続けることができるものかと、自分で自分に感心してしまった。
🦆あれ?今回って何のために「Saw me tight」を練習してたんだっけ?????
🦆そもそも、好きな人の誕生日に捧げるような歌ではない*4のにね?????
🦆もしかしてこれ…
🦆自担に捧げる…
🦆自分のソロコン?????
「Saw me tight」1人でやってみた
※スマホの方は、お手数ですが「Play on SoundCloud(SoundCloudアプリで聴く)」か「Listen in browser(アプリを使わず聴く)」か選択してください。
※iPhoneの内蔵マイクでの録音なので音質はそれなりです。ミックスは勘でやってるのでこれでいいのかすらわかってません。
素人なりにこだわったのは、1本のアコギでやり抜くこと。バッキングや原曲冒頭の印象的なリフ、シンセ音の再現のほか、途中でボディを叩いたり、ミュートした弦を鳴らすブラッシングなどのパーカッシブな奏法にもトライ。
そして、ツイートでフラグ立ててたアドリブソロにもチャレンジ。ジャズだと2コーラス目でよくやるアレ。でもまるっとアドリブ作るのはちょっと難しすぎたのでサビ前まで。このフレーズを考えて弾けるようになるまでの工程だけで2週間かかった。もっと勉強します...本当の即興演奏というものは本当にすごいのだ...(言葉にするには語彙力足りない)
ちなみに歌を入れたものはこちら。おたくの歌声が地雷の人はすっ飛ばし手✋♪soundcloud.com
5人分歌うのはだいぶ難しかった…けど、個人的に2番Aメロの出だしがモゴモゴ聴こえるやつができて楽しかった…EQ等々のいじり方知らないマンだったから、これからいろいろ知っていきたい。
そんなこんなで、1曲限りの自分ソロコンfor自担バースデーは幕を閉じたのであった。
【薄暗い部屋で】自分のソロコン開催した。【Saw me tight】
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年6月16日
鴨井容疑者は昨年「架空の自担ソロコン」を開催し、各所からあたおか認定を受けていたが、今年は懲りずに自分自身による”ステイホームソロコン”を強行。→#五関晃一誕生祭 #ABCZ pic.twitter.com/g2sN618SIs
映像までつけてノリノリである。
あらためまして…五関晃一さん。35歳のお誕生日おめでとうございます。
34歳は主演舞台*5にドラマ出演*6と、演技のお仕事の幅が広がり魅力が何億倍も増した年でしたね。コンサートでは「Saw me tight」をはじめとする良曲を表現する歌声やダンス、表情に新境地を見ることができて、私自身応援していてとても楽しく過ごすことができました!
またコンサート会場で歓声を上げながらA.B.C-Zのパフォーマンスを楽しみたいところですが、この状況が収まるまでの間しばらくは「薄暗い部屋でI love you」をA.B.C-Zに向けて呟いていこうと思います。ブログとかこうかんにっきとか配信とか、本当にありがたいです。「何年か経ってこの夜を思い出す」時にはきっと優しい気持ちになれる気がします。
これからも青く静かに燃えながら、みんなを導き、でっかい愛で包んで温める存在でいてください。
~あとがき…的な物語~
私は家族の協力もあり幼少期から複数種の楽器に触れてきたが、「練習」がとっっっても嫌いだった。でも誰かと演奏することは好きなので、音楽教室でのアンサンブルも、学生時代に所属していた楽団も、ノリと勢いでそれなりにやってきた。
ギター自体は15年以上触っており、友人と組んでいろいろ活動していた時期もあった。にも関わらず、歌の伴奏のために簡単なコードをジャンジャカ弾くこと以外は全くしてこなかった。始めたばかりの頃にドレミを順番に押さえる練習はした気がするが、細やかな作業というものが本当に苦手で「やりたくないことはやらない」という気持ちが定着してしまい、ギターでフレーズを弾くということに積極的になれなかった。
今回「Saw me tight」を一人で演奏するということを始めてすぐ、やればできるじゃん!と気付くことができ、同時にこれまで周りの力に頼り切っていたんだなあと再認識させられて落ち込み、結構反省した。これまで私がしていたことはアンサンブルやセッションではなく、みんなの作った乗り物に乗せてもらってただけなんだ。
たぶん、A.B.C-Zを好きな人たちの多くは彼らのひたむきさに強く惹かれていると思う。小中学生の頃からこれだけ芸歴を重ね、今もなお新しいものを提示し続けてくれる。我々とまったく違うステージを生きている人たちだけれども、その姿勢に見習うべきことはたくさんある。
私はいろんなことを半端な状態で勝手に終えてきたので、極めたと言えるものは何も持ってない。でも最近えびしじ見てると、何か一つでもやり直して上達させたいと思わされる。ギターも言語も、歩みは遅くともがんばる…
— 鴨井 (@kamoi51) 2020年5月11日
このミッションを始めてから、今まで一度も読んだことがなかった教本で奏法の勉強をした。家にいる日はもちろん、仕事から帰ってきてからも毎日楽器に触るよう心掛けた。超絶上手くならなくても、過去の自分よりは絶対に上手くなろうと思ったから。
自担の誕生日をステイホームで祝いたい、というきっかけが、30越えてからの自分を思いがけない形で成長させてくれた。
五関さんありがとう!ずっとLOVE!!!
*1:自担のソロコンでMCまわして楽器まで贈呈されるTO河合郁人さん
*2:DTMにハマったようでジャニーズWeb内えびブロに新曲デモ動画をアップしてくれた戸塚祥太さん
*3:昨年のA.B.C-Z曲の中でも新境地かつ最高の歌を作ってくださった田鹿ゆういちさん、加部輝さん本当にありがとうございました…😭
*4:Saw me tight 歌詞 https://www.uta-net.com/song/271992/
*5:かけがえのないお友達(三津谷)ができた「奇子」https://stage.parco.jp/web/play/ayako/
*6:YouTubeのスピンオフ企画も楽しかった「やめるときも、すこやかなるときも」https://www.ntv.co.jp/tomoniikiru/